慶応義塾中等部が英語学習AIロボット「Musio」を導入!英語の授業で主に発音練習に活用

AKAは、慶応義塾中等部に英語学習AIロボット「Musio」(ミュージオ)が導入されたことを発表した。英語の授業で発音練習を中心に活用される。

授業では、単語や表現パターン、会話フレーズを反復練習しながら身につける「Academyモード」(アカデミーモード)を活用し、ひとり一人の発話量を増やし、アクティブラーニングを促しながら英語学力の向上を目指していく。


単語・パターン・会話の反復練習が可能

AKAが開発、販売中の英語学習AIロボット「Musio」は、自ら考えて会話し、 その会話内容をだんだん覚えていくソーシャルロボット。アメリカのネイティブ英語を話し、自然な英会話ができるチャットモードと、 専用教材を使用しレベルや目的に合わせた英語学習ができるチューターモードを搭載している。



また、新しく追加されたアカデミーモードでは、単語・パターン・会話の反復練習ができるようになり、各校の学習カリキュラムに合わせたコンテンツ制作や会話練習も可能。さらに、専用のウェブサイトから個々の学習内容や会話履歴を見ることができる生徒の学習管理機能で、授業外のサポートもしてくれる。

慶応義塾中等部の教諭 江波戸氏は以下のようにコメントしている。

「慶応義塾中等部 教諭 江波戸氏」
昨今、バランスがとれた4技能の指導が叫ばれている中、なかなか学習環境を整えることができないのがスピーキングではないでしょうか。

Musioのメリットは、授業プランに合わせて教材のコンテンツを設定できることです。特に、Academyモードでは学習者に身につけてほしい単語や語句、表現を簡単にMusioに設定できるため、モデルに合わせた発音練習や音声認識機能を駆使した発音点検、さらに点検テストが手軽にできます。

さらに、本校での長期休暇に行う英国や米国での海外研修プログラムや1年間にわたる派遣留学制度に向けて、新しいChat ModeのTopic会話を出発前の英会話ツールだけでなく、帰国後の英会話能力の維持にも利活用する計画を立てています

最後に、何よりもAcademyモードとChatモードの両方において、生徒が英語を発話する量を劇的に増やすことができることを期待しています。

AKAは、今後もMusioが日本の英語教育向上において貢献ができるよう発展させていくとともに、英語のネイティブ講師の採用に課題を抱えている地域や学校でも積極的にサポートしていけるよう取り組んでいく、としている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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