2019年に出荷された自動車の半数以上が採用、ニュアンスから「Cerence」(セレンス)へ コネクテッドカーの未来を描く動画を公開

2019年に出荷された自動車の半数以上が、セレンスの技術を採用している。

ニュアンス・コミュニケーションズのオートモーティブ部門がスピンオフし、「Cerence Inc.(セレンス・インク)」を設立、AI、自然言語理解、声紋認証、ジェスチャー認識、視線検知、拡張現実(AR)、IoT機器の制御など、コネクテッドカーを含めた自動車向けのソフトウェアに特化した新会社として、モビリティAIの未来を開拓していくことを、Cerence Japan株式会社が発表した。Cerence Japanは旧ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社。

「ハイ、メルセデス!」のCMで注目を集めている車載向け音声アシスタント。BMWなども着手・実装しているが、それらの技術を支えているのがニュアンス・コミュニケーションズ(以下ニュアンス)。日本でもロボットの音声認識システムやカーナビなどで広く活用されている。
Cerence Inc.は、ニュアンスより正式に独立し、次世代の自動車向けソフトウェアを提供する新会社とし10月1日に稼動を開始した。「自動車のユーザーがより満足できる、安全で、情報に満ちた、車内での楽しい時間を提供する没入型エクスペリエンスを構築するというミッションを追求する」としている。

主に、音声、タッチ、ジェスチャー、感情、および視線に関する技術を統合、ドライバーと自動車およびそれらを取り巻くデジタル世界との深いつながりを創出する。ニュアンスが有するオートモーティブ部門としての20年の歴史をもとに、現在、世界中でおよそ3億台の自動車に搭載され、70以上の言語をサポートしている。採用実績としては、アウディ、BMW、ダイムラー、フォード、吉利汽車、GM、上海汽車、トヨタなど、世界中の主要な自動車メーカーが名前を連ねている。2019年に出荷された自動車の半数以上にセレンスの技術が採用されているとしている。

同社が目指す自動車の未来を動画にまとめたものがこちら。

同社はその特長を次のように語っている。


1.市場をリードする技術
セレンスは、競合他社を上回るベンチマークと自動車市場に特化した技術、および業界をリードする独自のハイブリッド・アプローチにより、AIを活用したモビリティ・アシスタント・ソリューションを構築しています。自動車向けとして最多の言語サポートし、さまざまなバーチャル・アシスタントを仲介する、オープンで中立的なプラットフォームを提供します。

2.顧客との深いリレーションシップ
セレンスは世界の主要自動車メーカーと提携し、ブランド価値を高める、インテリジェントな車内エクスペリエンスをカスタムビルドします。これにより、自動車メーカーに競合他社とは一線を画す、ドライバーとの深いつながりを提供します。

3.成長と強力な財務基盤の複線化
自動車のCASE(コネクテッド化、自動化、共有化、電動化)が進むにつれて、セレンスは、AIを活用した自動車とモビリティ・アシスタント・ソリューションの中核部分と周辺領域において、独立企業として自己資本を管理しながら経済的な成長を実現する大きな市場機会を得ることになります。
関連サイト
Cerence Inc.

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ロボスタ編集部
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