【動画あり】「働き方改革」に案内ロボットを実用化 打ち合わせスペースまで完全自動で案内 ハロネットグループ

年間約2,000人の来客対応する時間は約230時間。総労働時間の10%を占めているこれらの時間を、ロボットの運用により、大幅に減少することができたら。
中小企業に向けたWEBマーケティング事業等を展開する、株式会社ハロネットは、グループ会社との統合に伴う、新オフィス移転において、案内ロボットを開発・運用をスタートしたことを11月20日に発表した。

同社は、事業拡大に伴ってグループ会社を統合してオフィスを移転すると同時に、新たな「働き方改革」への取り組みを開始した。その第一弾がグループ会社3社がそれぞれの知見を活かし実用に成功した。”案内ロボット”だ。
同ロボットは、バークリーコンサルティングが企画・立案し、スタイル・フリーが開発を担当。エントランスでの受付後、ロボットがカメラでラインを認識し、マーカーによる指示に従い、完全自動でエントランスから打ち合わせ(面談)スペースまで、誘導してくれるシステムとなっている。

【動画】誘導ロボット




ロボット開発・運用の背景と今後の展開について

毎年、新卒説明会参加者を含め、約2,000人の来客対応が必要であったが、これに費やす時間は総労働時間の10%を占める約230時間であった。3社のグループ会社が統合し、オフィス規模も拡大。これまで以上に受付業務に時間を取られることが予想される中、この案内ロボットの運用により、8割をロボット対応にすることで、今までの受付業務を約184時間短縮することを見込んでいる。

同社は、今後も音声対応などを可能とする同ロボットのバージョンアップなど、より多くの指示をロボットにさせることが見込めるため、引き続き開発を進めいく予定だ。

【同社の新オフィス】今後は、様々なロケ・撮影の場所としても各スペースを解放する予定

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ロボスタ編集部

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