NVIDIA DRIVE AGX Xavier を使った自動運転車がついに市場へ 中国「Xpeng Motors P7」スポーツセダン、デビュー

NVIDIAが自動運転開発用にリリースしてきたAIコンピュータシステム「NVIDIA DRIVE」。そのシステムを活用した自動運転車が世界で初めて誕生したことをNVIDIAがブログで発表した。

メーカーは”中国のテスラキラー” とも呼ばれる「Xpeng Motors」(シャオペン、小鵬汽車)、モデルは「P7」。EVカーとしていちから開発されたスポーツセダンだ。早速欧米の多くのメディアが「テスラ Model 3のライバル」として取り上げている。

■イメージ動画


NVIDIA DRIVE AGX Xavierを搭載

P7セダンには「NVIDIA DRIVE AGX Xavier」システムオンチップとAIコンピューティング・プラットフォームが活用されている(車両内コンピューティングは「DRIVE AGX Xavier 」とNVIDIA DRIVE OSソフトウェア)。
安全性と便利さを両立するために AI支援運転が設計され、超音波センサー 12個、高精度のミリ波レーダー 5個、360度カメラ 14個を搭載。車の前方監視レーダーの検出距離は 200メートル、雨、霧、煙霧などでも良好な視界を確保する、としている。

これら多様なセンサーから得た情報は、レベル3 自動運転システム「XPilot 3.0」に伝えられる。このシステムが「NVIDIA DRIVE AGX Xavier」を核としたプラットフォームに連動し、高速道路の自動運転と自動駐車を実現する。「NVIDIA DRIVE AGX Xavier」プラットフォームは30TOPS (毎秒30兆回の演算)を可能にしながらも、消費電力がわずか 30ワットだとしている。

NVIDIAのブログによればポイントは下記の通り。


自動運転レベル2.5+、または3、航続距離は約439マイル

先日、中国で発表されたこの「Xpeng Motors P7」は、一充電あたりの航続距離がおよそ439マイル。レベル3自動運転機能は「NVIDIA DRIVE AGX Xavier」のAIコンピューティング プラットフォームを活用している。高性能でエネルギー効率に優れたパッケージだ。

インテリアデザインも未来的

また、次世代の運転を「ソフトウェア定義型の運転」と位置づけ、継続的なアップデートによって進化する。エンジニアリング チームはエンジンの馬力向上に労力を注ぐより、ディープ ニューラルネットワーク(DNN)のファインチューニングを行うことで、AIによる支援機能を強化する、としている。

例えば、OTA(Over The Air)ソフトウェア・アップデート技術を用いて最新の自動運転およびインテリジェント・コクピットの機能をダウンロード、車はいつ発売されたかに関わらず最先端の技術を受け取ることかできる。

ABOUT THE AUTHOR / 

神崎 洋治
神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

PR

連載・コラム