ラズパイ4を搭載した二足歩行ロボット「Robovie-Z」ヴイストンが発売 画像処理や各種の演算処理、AIの開発などが可能

ヴイストン株式会社はRaspberry Pi 4を搭載し、高度な情報処理やネットワーク接続に対応した二足歩行ロボット「Robovie-Z」(ロボビー・ゼット)を発売することを発表した。

「Robovie-Z」はRaspberry Pi 4の処理能力を生かし、ロボット本体内での画像処理や各種の演算処理、ネットワークを活用した外部機器の連携などが可能。Raspberry Pi 4に対応した小型カメラを標準搭載しているため、AI処理などに基づいた高度な自律動作をプログラムすることもできる。サイズは高さ315mm×長さ164mm×幅110mm。重量は約1020g。自由度は20軸(脚部:6軸×2/腕部:3軸×2/頭部:2軸)。

二足歩行ロボットを活用した研究・開発用途やホビー用途・各種競技会への出場に活用できる。本体は組み立て済み、調整済みで27万円(税抜)。注文はヴイストン株式会社の公式Webショップで受け付けている。



理想的な歩行動作を実現

Robovie-Zは新規開発のサーボーモーター・ロボット制御基板・フレーム構造を採用し、メイン基板としてRaspberry Pi 4 Model Bを搭載。脚部に独自設計のギア連動式リンク機構を採用し、ピッチ軸・ロール軸の動作と脚部の屈伸動作を独立して制御することに成功し、理想的な歩行動作を実現している。




Raspberry Pi4を搭載し高度な処理が可能

Robovie-ZにはRAM容量4GBのRaspberry Pi 4 Model B基板が搭載されている。1.5GHz クアッドコアのARM Cortex-A72プロセッサーにより画像処理やネットワーク連携など、高度な演算処理をロボット本体内で行うことができる。また、Raspberry Pi 4には冷却用のファンが装着されているため、複雑な処理も安定して実行することが可能。


Raspberry Pi 4 Model B基盤



Raspberry Pi 4対応のカメラを標準搭載

Robovie-Zには、Raspberry Pi 4に対応した小型カメラ「Raspberry Pi Camera V2」(808万画素)が標準搭載されている。Raspberry Pi 4の処理能力を活用し、画像処理などの演算結果をロボットの動作に反映させることができるため、AI処理などに基づいた高度な自律動作をプログラムすることができる。





新開発のロボット制御基板「VS-RC026」を搭載

Robovie-Zにはサーボモーターを直接接続するロボット制御基板として、新開発のVS-RC026が搭載されている。VS-RC026には3軸ジャイロセンサーや3軸加速度センサーが搭載され、二足歩行ロボットとしての基本的な動作と制御を完結できるように設計されている。これにより高度な情報処理はRaspberry Pi 4上で行い、サーボモーター等の直接的な制御はVS-RC026で行うことにより、Raspberry Pi 4の状態によらず、安定した動作制御が可能。



VR-RC026はシリアルサーボモーターに合わせて専用設計されており、サーボモーターの現在角度を取得する・サーボモーターの動作特性を変更するなど、双方向通信を利用した高度な制御が可能。また、専用のモーション作成ソフトウェアとして「Motion Works for VS-RC026」を付属。GUIを利用した効率的なロボットモーションの作成や各種センサーを用いたプログラム作成を手軽に行うことができる。


Raspberry Pi 4上にROS Melodicを導入できる

Robovie-Zでは搭載されるRaspberry Pi 4上にROS Melodicを導入することが可能。「Motion Works for VS-RC026」で作成・登録したモーションプログラムをROS経由で呼び出す、ロボット本体の簡単なステータスを取得するなどの機能を実現している。外部のROSデバイスから任意のモーションを再生することができるため、様々な目的に合わせた活用が可能。


Robovie-Zの構成図



各種センサー、無線コントローラを搭載

Robovie-ZにはVR-RC026上に3軸ジャイロセンサー、3軸加速度センサーを搭載。また、専用無線コントローラーとして「VS-C3」も搭載し、手動でのロボットの操縦にも対応している。






製品仕様



「Robovie-Z」(ロボビー・ゼット)の仕様

サイズ W164×D110×H315(mm)
本体重量 約1020g
自由度 20軸(脚部:6軸×2/腕部:3軸×2/頭部:2軸)
搭載サーボモーター 脚部VS-055×12/その他:VS-055C×8
電源 リチウムポリマーバッテリー(LiPo) 7.4V1600mAh
スピーカー モノラル
搭載センサー類 ジャイロ・加速度センサー(合計6軸)/Raspberry Pi Camera V2(808万画素)
Motion Works for VS-RC026対応OS Windows8.1/10
製品構成 Robovie-Z本体、バッテリー、充電器、VS-C3(送信機側)、USBケーブル(Type A – Micro B)1.5m



Raspberry Pi4の仕様

搭載OS Raspbian OS
メモリー容量 4GB
インタフェース USB 2.0×1
専用microSDカード 付属(32GB、OSイメージ書き込み済み、装着済み)



ロボット制御基板「VS-RC026」の仕様

寸法 W52×D48(mm)
重量 12g
対応電源電圧 7~12 (V)
サーボモーター接続可能数 シリアル専用コネクタ×2/最大接続数:24
専用microSDカード 付属(8GB、装着済み)
シリアル信号仕様 TTLコマンド方式/通信速度:115.2kbps/通信方式:TTL半二重通信(双葉電子工業のシリアルコマンドに準拠)
インタフェース USB(Micro B)

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム