姿勢推定AI「VisionPose」が小型デバイスで利用可能 StandardシリーズにJetson AGX Xavierが対応

ネクストシステムはカメラ映像から人間の骨格情報を検出する姿勢推定AIエンジン「VisionPose」のシリーズの1つ「Standard」の対応プラットフォームに、NVIDIA社のコンピューター「Jetson AGX Xavier」を追加し、6月11日より提供を開始することを発表した。

小型で組み込みやすいプラットフォームを拡充したことで、ドローンなどの自律動作マシンやロボット開発、工場システムなどの人物検出を伴う開発に利用用途が拡大。同社は今後も対応エッジデバイスの拡充を行い、骨格検出分野における基幹技術の1つとして幅広く活用できるよう開発を進めていくとしている。


従来のVisionPose SDKはシリーズ全体でWindows(C#,C++, Unity)、Linux(C++)、iOS/iPadOS(Swift)と幅広いプラットフォームに対応。これに「Jetson AGX Xavier」が加わる。


VisionPoseは用途に合わせた3つのシリーズを展開

「VisionPose」はカメラ映像や画像・動画ファイルから人間の骨格情報を検出できる同社独自開発の人工知能エンジン。スポーツ運動解析、工場労働者作業解析、リハビリ医療系の行動解析、ゲームキャラやアバターの操作などがカメラのみで可能になる

「VisionPose」シリーズには高精度な骨格検出が可能な「Standard」、カメラ1つで3D座標での骨格検出を実現する「Single3D」、開発が不要で、より手軽な研究開発用骨格検出プラットフォーム「Nano」を展開。用途に合わせて利用できる。


VisionPose Standardで取得できる3D座標は30箇所
VisionPoseの特長

1.3D座標で骨格情報をリアルタイム検出できる
2.複数人の骨格検出が可能
3.測定箇所が業界最多の最大30箇所
4.買い切り、用途制限なし、商用利用可能
5.画像や動画からの解析が可能
6.マルチデバイスに対応
7.学習環境が自社にあり国産製品のため、柔軟な対応が可能。


開発時の参考になるサンプルアプリとツールが2種付属

VisionPose Standard SDKには開発時の参考になるサンプルアプリ「BodyAndColor」と動画、静止画姿勢推定ツール「VP Analyzer」が付属する。


リアルタイム骨格可視化サンプルアプリ「BodyAndColor」

WEBカメラの映像から取得した骨格の座標データを元に部位ごとに色分けされた線で可視化できるサンプルアプリ。取得した骨格情報はCSVで出力も可能。


動画、静止画姿勢推定ツール「VP Analyzer」

手持ちの動画や静止画から2D座標(30箇所)での骨格検出が可能。動画または静止画を「VP Analyzer」に読み込ませると、骨格情報が付与された動画・静止画とCSVが出力される。


VP Analyzerでの出力イメージ


発売から約1年半で累計170社に導入

「VisionPose」は対応プラットフォームの拡充とともに、産業、スポーツ、エンターテインメント、医療・リハビリなど、ディープラーニングを利用した骨格解析技術はさまざまな分野で活用が拡大。大手企業含め、発売から約1年半でシリーズ累計170社を超える企業に導入されている。



同社は今後も対応エッジデバイスの拡充を行い、骨格検出分野における基幹技術の1つとして幅広く活用できるよう開発を進めていくとしている。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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