タブレット一体型ロボット「こくり」で感染リスクを軽減 非接触型受付の実証実験を日販テクシード本社で実施

日販テクシードはWithコロナ時代の新しい企業受付の形として、タブレット一体型ロボット「こくり」を活用した非接触型受付(以下、非接触型受付ロボット)の実証実験を2020年8月中旬から実施することを発表した。
非接触型受付ロボットは来訪者がセンサーに手をかざすと検知し、話しかける。次に来訪者は事前に渡されたQRコードをかざすか呼び出したい部署名をロボットに話しかけることで受付が完了。これと同時に社員に来訪情報が通知される。この非接触型受付ロボットにより電話やタブレットに触れずに企業受付を完了できるため、人や物との接触が必要な従来の企業受付に対する抵抗感、および来訪者の感染リスクを軽減する受付を実現する。


実証実験のため内容・仕様が変更になる場合がある


受付ロボットを改良し、感染リスクの軽減に取り組む

同社によると新型コロナウイルスの流行に伴い、社員や顧客から「不特定多数の人が触れたタブレットを操作することに抵抗がある」という声が上がった。この様なニーズがどの程度あるのか、日販グループの社員186人を対象にアンケートを実施したところ、次のことが分かったという。



・2020年4月以降に他社オフィスへ訪問したことがある人の、3人に1人が他社オフィスの新型コロナウイルス対策が不十分だと感じてい
・回答者の2人に1人が、オフィス訪問時に「受付電話や受付システムへの接触」に不安を抱いている

この結果を受け、日販テクシードでは新入社員が開発した受付ロボットを改良し、感染リスクの軽減に取り組む。実証実験は2020年8月中旬から日販テクシード本社、日販テクシードサテライト、日販グループ企業(※調整中)で行われる予定。

日販テクシードでは今回の取組みを通じて、Withコロナ時代の企業受付における感染リスクの軽減を進めていく。また、新しい生活様式 “New Normal”への適応に貢献するべく、企業受付に限らず病院受付やイベント受付等、様々な領域への展開も検討していくとしている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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