ロボットに力の感覚を与える新東工業の6軸力覚センサー「ZYXer」をデンソーウェーブ、川崎重工、ファナックが採用
2020年10月13日
By ロボスタ編集部
新東工業株式会社は歪ゲージ式6軸力覚センサ「ZYXer」(ジクサー)が、国内大手ロボットメーカの株式会社デンソーウェーブ、川崎重工業株式会社、ファナック株式会社の産業用ロボットのオプションとして採用されたことを発表した。
この力覚センサを用いるとロボットアームが卵の殻を割らずに抑えるなど、細かな力加減をロボットが得られるという。
■ロボットに力の感覚をもたせる ― 歪ゲージ式6軸力覚センサ ZYXer
ロボットそのものに力の感覚を与える「ZYXer」
近年、自動化や省力化につながる作業用ロボットは、生産現場が抱える人手不足や、働き方改革による生産の効率化もあり、あらゆる場面で活躍しています。しかし、人の手指の感覚により動きや力を変えるような作業については、反応精度や応答速度の課題もあり、全ての作業をロボットで置き換えることが難しい状況が続いている。
このような背景もあり、ロボットそのものに力の感覚を与える新東工業のZYXerの需要が拡大している。ZYXerは機械特性・電気特性が力覚センサ業界最高水準にあり、手指の感覚が求められる巧みの作業から、非常に大きな力が必要となる作業、複雑な力の動きを伴う作業まで、全ての力を高精度に測定することを可能にしている。
歪ゲージ式6軸力覚センサ「ZYXer」特徴とメリット
1.3軸(XYZ)の荷重と各軸周りのモーメントを高精度に検知することが可能なため、単純作業はもちろん、熟練者が行うような高い精度が求められる作業の自動化も可能となり、品質の安定や省人化を実現可能
1.3軸(XYZ)の荷重と各軸周りのモーメントを高精度に検知することが可能なため、単純作業はもちろん、熟練者が行うような高い精度が求められる作業の自動化も可能となり、品質の安定や省人化を実現可能
2.定格モーメントが大きいため、高速で動くアームロボットへの導入が可能となり、サイクルタイムの短縮が可能
■ロボットへの実装イメージロボットと用途例
用途は産業用ロボットに搭載し、部材の研削やバリ取り作業、協働ロボットに搭載し、部品のピッキングや嵌め合わせ、ネジ締め作業行うなど(その他さまざまな用途での導入を目指している)
同社は今後も更なる市場の浸透を図ると同時に、各種ロボットのアプリケーションを開発し、市場に投入することで、ロボット関連事業の拡大を図っていくとしている。
PR
注目のロボット
注目のロボット企業
チャンネル登録
Posting....