CO2濃度・温湿度、換気の必要度も見える化「まもセンサーAir」 +Styleが発売へ 価格は17,380円(税込)

プラススタイル株式会社はCO2濃度・温湿度のデータをかんたんに可視化できる「まもセンサーAir」を+Style本店とAmazon店、PayPayモール店、楽天市場店で2021年1月18日より予約を順次受け付け、1月29日に販売を開始することを発表した。価格は17,380円(税込)。


部屋の空気環境を可視化する「まもセンサーAir」

まもセンサーAirはLTEと接続可能な通信モジュールを搭載した空気環境の見える化デバイス。CO2/温湿度センサーを搭載し、設置した部屋の空気環境を可視化。取得したCO2濃度と温湿度の各データを5分間隔でクラウドへ送信し、過去31日間のデータを蓄積する。

送信されたデータは外出先からでもWebサイト上で確認できる。また、最大2日間の時系列で表示可能なほか、CO2濃度についてはダッシュボード機能により、換気の目安を3段階の「緑・黄・赤」でわかりやすく表示する。政府は密集・密閉・密接の「三密」を回避する目安の一つとしてCO2濃度1,000ppmを推奨している。まもセンサーAirでは1,000ppmを超えると「換気を推奨」として黄色に、1,500ppmを超えると「換気が必要」と赤く表示する。なお指定したメールアドレスに対して、自身が設定したCO2濃度や温湿度のしきい値に基づき、アラートメールを自動的に送信できる。







ダッシュボードの機能では他にも、複数のまもセンサーAirをまとめて管理可能。設置したセンサーごとに任意の名称を設定できるため、「リビング」「子供部屋」など、設置場所の名称を設定すればわかりやすくデータを一覧で表示できる。

まもセンサーAirはLTE Cat.M1モジュールを搭載したことでSoftBankのLTE網に接続するが、ユーザーによる通信契約は必要ない。また、Wi-Fiの接続設定も必要とせず、1年間は追加費用ゼロでデータをクラウドへ送信する(2年目以降は継続利用のお申込み年額5000円(税抜)が必要)。


法人における「まもセンサーAir」の実証実験について

まもセンサーAirは小売業や公共施設などの接客を必要とする施設において、換気状態を可視化できるデバイスとして利用できる。ダッシュボード機能により、来店客などに現在の換気状態を色別でわかりやすく表示できるほか、メール通知機能によって外気の入れ替え目安を従業員にプッシュすることが可能。また、複数デバイスの管理機能を利用して「個室A」「個室B」など、部屋ごとの空気環境を管理でき、csv形式で過去31日間のログデータをダウンロード可能。



「まもセンサーAir」は政府が換気の目安として推奨しているCO2濃度の監視を検証するため、学習塾やオフィス、公共施設、スパ、カフェの5施設で実証実験が進められている。

■学習塾:個別指導塾Wam(株式会社エイチ・エム・グループ)
換気状況を可視化して密集・密閉・密接の三密を回避。生徒の集中力や眠気などの妨げを取り除く効果も期待して試験導入





■オープンイノベーションラボ:MIRAI LAB PALETTE(住友商事株式会社)
垣根を超えたさまざまなメンバーが集うコラボレーションを目的とした施設内で空気環境を可視化し、メンバーに安心を提供するため試験導入



■公共施設:千葉市中央図書館(千葉市)
自習室の換気を窓を開けるなどして行っていたが、空気環境を把握できていなかったことから可視化するためのツールとして試験導入



■スパ&サウナ:スカイスパYOKOHAMA(国際企業株式会社)
ソーシャルディスタンス確保のための入場制限を、可視化されたデータを元に判断するため試験導入



■カフェ:WIRED SHIBUYA & MOJA in the HOUSE(カフェ・カンパニー株式会社)
目に見えない空気環境を測定及び見える化し、適切なタイミングで換気や入店者数の制限を行うために試験導入


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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