AI接客システム「AIさくらさん」がJR海浜幕張駅に本導入 非接触型サイネージで案内サービスを開始

株式会社ティファナ・ドットコムは、人工知能(AI)接客システム「AIさくらさん」が、2021年3月31日からJR海浜幕張駅に本導入されたことを発表した。非接触型サイネージとして案内サービスを開始している。


「AIさくらさん」は、音声とテキストでお客様からの質問に回答する人工知能(AI)接客システム。駅員に代わって駅の利用客に情報を提供する。
2020年度に実施された実証実験では、品川駅、海浜幕張駅、空港第2ビル駅の3駅に、非接触型サイネージとして全13台が設置され、案内業務に従事した。

駅構内の地図や乗り換え情報、観光スポットやおすすめのお土産などについての情報を、話しかけるだけでAIさくらさんが回答した。
また新型コロナウイルス対策として、非接触機能に加え体表面温度測定機能も搭載されているため、利用者の安全面にも配慮しているという。

非接触機能:
画面に指を近づけることでカーソルが出現、そのまま指を動かすだけで画面に触れずに操作が可能。
体表面温度測定機能:
体表面温度を測定し、発熱者の早期発見につなげることが可能。


ティファナ・ドットコムは2018年からJR東日本グループが実施する「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ1)」に参加し、様々な実証実験を重ねてきた。
その結果、利用客にとって本当に必要なサービスを提供することが可能となったとしている。ティファナ・ドットコムは「今後もより実用に即したAIの開発を行い、社会に貢献していきます」とコメントしている。

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ロボスタ編集部

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