羽田空港で無人決済店舗「ANA FESTA GO」がOPEN 地方空港での無人レジ展開、第一弾

ANAグループのANA FESTA株式会社と無人決済システムの開発を進める株式会社TOUCH TO GO(以下、TTG)は、無人決済システムを活用した実用化店舗「ANA FESTA GO羽田B1フロア店」(エーエヌエー フェスタ ゴー)を羽田空港第2ターミナル地下1階に2021年8月27日(金)に開店することを発表した。同店はTTG開発の無人決済システムを活用した国内初の空港ギフトショップ(土産店舗)第1号店となる。


多様化するユーザーのニーズへ対応し、利便性を向上

「搭乗前にスピーディーな会計ができるお土産店舗を利用したい」、「非接触で会計を済ませたい」、「おすすめのお土産品の中から手間なく商品を選びたい」など、ユーザーのニーズは多様化している。そのようなニーズに応えるため、ANA FESTAとTTGは協業し、無人決済システムの活用と、ANA FESTA羽田全店の売上・販売数量データから「おすすめランキング」形式で洋菓子・和菓子を展開する同店をオープンすることとなった。


今回導入する無人決済システムにより、利用者が出口手前にある決済エリアに立つと、タッチパネルに購入商品と金額が表示され、交通系電子マネー等にて、スピーディーかつ非接触に、お買い物をすることが可能。商品は常温品のお土産お菓子を中心に、入口には新商品や季節商品等のプロモーションコーナー、洋菓子、和菓子、ANAオリジナル商品(食品・雑貨)、弁当・飲料、雑貨をそれぞれコーナー展開する。


特にメインとなる洋菓子・和菓子はANA FESTA羽田全店の売上・販売数量データから上位商品を抽出し、それぞれ価格帯別に陳列する「おすすめランキング」形式を採用し、選びやすさを追求した。価格帯別の上位商品を順に横一列に並べるため、目的に合った買い物がしやすくなっている。

メインとなるお土産菓子は、価格帯別の「おすすめランキング」形式を採用


利用方法

商品を手に取り、出口でタッチパネルの表示内容を確認し、支払いするだけでお買い物が完了する。


1.入店方法
入口に設置したゲートのセンサーが来店したユーザーを察知し、自動的にゲートが開く。なお、店内混雑を避けるため、入店人数を10名以内に制限する。

2.購入方法
ユーザーが棚から好みの商品を手にとり、決済エリアに立つだけ。店内に設置されたカメラやセンサーによって利用者が「何を」「いくつ」手にとったか自動で認識するシステムになっている。

3.お支払い方法
出口手前の決済エリアに到着すると、タッチパネルに購入しようとしている商品が一覧で表示される。利用者はその内容を確認した上で、交通系電子マネー、クレジットカード、現金のいずれかの方法で支払する。今後、QRコード決済を導入を予定(時期未定)。

4.退店方法
支払いを済ませると自動的に出口ゲートが開く。購入した商品を決済エリアに用意している袋や手持ちのカバンに入れ、退店する。


無人決済システムでは【初】のポイント付与及びカード割引が適用

今回開発した仕組みを活用し、「ANA FESTA GO羽田B1フロア店」では「ANAのマイル積算」及び「ANA カード割引」を適用する。

■ANAのマイル積算
・ANAマイレージクラブカードの提示(入力)
 決済時にANAマイレージクラブ番号(10桁)を提示(入力)すると、100円(税抜)につきANAのマイルを1マイル積算。

・ANAカード決済
 ANAカードで決済するとANAマイレージクラブカード提示分のマイルとは別に、200円(税込)につきANAのマイルを1マイル積算する。

■ANAカード割引
ANAカードを持ち1,000円(税込)以上購入した人は、決済時にANAマイレージクラブ番号(10桁)を提示(入力)すると購入金額から5%割引。


さらなる利便性向上と新しい店舗運営を求めて

今回のANA FESTAとTTGの協業は、商品購入の自動化によるレジ待ちストレスの解消やユーザーと店舗スタッフが直接対面することのない決済を提供し、省力化による店舗運営コストやオペレーション負荷の軽減を実現するもの。両社は今後も、ユーザーのさらなる利便性の向上と新しい店舗運営のあり方を模索し、全国各地の空港への展開も視野に入れ、活動していく。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム