「Facebook」が発表したスマートグラス「レイバンストーリーズ」 その特徴を解説 Googleグラスの失敗を払拭できるか

「Facebook」が米国時間9月9日にスマートグラス製品を発表した。
サングラスで大人気のブランド「レイバン」(Ray-Ban)と提携して。

製品名は「レイバンストーリーズ」(Ray-Ban Stories)。サングラスケースがモバイル可能な充電器になっていて、6時間のオーディオ連続使用ができる。価格は299ドル(US$)。iOSまたはAndroid OS機器に接続して使用する。
最大の特徴はカメラを搭載していて、静止画や動画を撮影してSNSにアップロードできること。そのほか、音楽を聴いたり、電話をかけたりもできる。


FACEBOOKのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は「自分の視点から映像経験を簡単にキャプチャして共有できるようなものを作りたかった。最高のスマートメガネを作るなら、すでに人気がある「レイバン」と連携して始めることが最適だと考えた」と語る。


■ Ray-Ban Stories

Facebookにとってスマートグラスはもちろん初めての製品となる。「レイバンストーリーズ」の機能のうち、最もチャレンジな点は写真を撮影したり、短時間の動画撮影をして、手軽にFacebookやInstagram、What’s Appに投稿することができるところだ。写真は2592×1944ピクセル最大500枚、動画は正方形の1184×1184ピクセルで30動画を撮影できる。SNSのシェアだけでなくスマートフォンに転送することももちろんできる。

500万画素のカメラを前面に2つ搭載し、ユーザーの視界から撮影することができる


なぜチャレンジなのかといえば、Googleが2013年に同様に撮影機能を装備したスマートグラス「Google Glass」を発表し、プライバシーへの懸念から批判を浴びたからだ。この最初の製品は一般消費者向けの販売を2015年に中止し、BtoB向けに絞ることになった経緯がある。
Facebookのこの製品は、録画中には前面に配置されている白色LEDライトが点灯する。隠し撮りの心配がないように、とプライバシー対策を施したという(これが受け入れられるかは未知数だ)。




音楽を楽しむ

スマートグラス「レイバンストーリーズ」にはオープン型スピーカーが搭載されていて、音楽やポッドキャストを聴いて楽しむことができる。マイクも搭載しているので電話をかけることもできる。




既にレイバンのホームページにも掲載されているが、残念ながら日本は利用可能圏外となっている。

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ロボスタ編集部

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