企業・学校対抗プログラミング競技大会「PG BATTLE 2021」結果発表 企業はエムシーデジタル、学生の部は東京大学、灘高が制す

2021年10月23日(土)、企業・学校対抗プログラミング大会「PG BATTLE 2021」が開催された。主催は株式会社システムインテグレータ。423チーム(1,269名)が参加し、「企業の部」はエムシーデジタル株式会社、「大学&大学院・高専・専門学校」の部は東京大学、「高校・中学・小学校・その他スクールの部」は灘高等学校がそれぞれ優勝した。


「PG BATTLE 2021」は423チーム(1,269名)が参戦

「PG BATTLE」は全国一斉にオンラインでプログラミングテストを行い、その点数を競うガチンコ勝負のコンテスト。今回も多くの人が参加し、「PG BATTLE 2021」のエントリー数は企業の部が197チーム、大学&大学院・高専・専門学校の部は154チーム、高校・中学・小学校・その他スクールの部は72チームの合計423 チーム(1,269名)となった。

この大会の特徴は作品を提出して審査する方式ではなく、90分間で4つの問題のプログラムを書いて提出するオンライン競技方式を採用しているという点。個人が戦う競技プログラミングとは違い、3名1チームで合計点を競い合うチーム戦なので、毎年さまざまなドラマが生まれ、盛り上がっている。




企業の部はエムシーデジタル株式会社が優勝

PG BATTLEの常連企業を抑え、エムシーデジタル株式会社のチーム「wafunanode」が初出場にして初優勝を飾った。リクルート、LeapMindが続いた。

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また、サイバージムジャパンから個別賞「イスラエルのハッカーと対決する券」が4位に贈呈されることになった。そのため、惜しくも入賞を逃した4位のIndeed、チーム名「4位」が後日、イスラエルのハッカーと対決する権利を得た。

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大学&大学院・高専・専門学校の部は東京大学が優勝

大学&大学院・高専・専門学校の部は東京大学が強さを見せつけた。優勝した東大の「UT a.k.a Is」は、PG BATTLE 2019の優勝チーム。昨年は惜しくも2位だったが、今年は見事1位に返り咲いた。同じく満点の2位チームも東大だが、29分もの差をつけて王者の復活を見せつけた結果となった。3位は東工大が輝いた。

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大学&大学院・高専・専門学校の部

3チーム以上の参加校

1〜2チームの参加校


高校・中学・小学校・その他スクールの部は灘高等学校が優勝!

高校・中学・小学校・その他スクールの部の1位は昨年に続き灘高「KMB76」。昨年は中学生として出場し、高校生を抑えて優勝したが、今年は高校生となった3人が更なるパワーを発揮し、今年もこの部門で唯一の満点で優勝を飾った。2位には筑波大附属駒場、3位には広島大附属が輝いた。

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高校・中学・小学校・その他スクールの部




PG BATTLE 2021での使用プログラミング言語

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PG BATTLEインターネット結果発表会 2021



「PG BATTLE」の将来展望

システムインテグレータは「PG BATTLE」を毎年開催し、プログラマーの祭典としてプログラミングに対する情熱を高めていく。そしてスポンサーとともに「PG BATTLE」を通じてプログラマーが相対的な順位により自分の実力を知り、スキルアップ意欲を高める機会を提供していく。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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