AIとの会話で誤認識エピソードを募集した「第2回大ごにんしき大賞」結果発表 大賞「Hey,Siri 暇なんだけどどうしたらいい?」AIの回答は

コロナ対策で自宅で過ごす時間が増え、スマートスピーカーなどの自動音声認識システムを使う機会も増えたのではないだろうか。

一般社団法人文字起こし活用推進協議会は、ヒトとAIが一緒に作業をすることで生まれた「面白い世界」を、世代を越えた多くの方たちへ伝えるため、スマートスピーカーやスマートフォンからの応答に思わず笑顔になってしまった話、アセってしまった話、ホッコリした話、ムッとした話など、音声認識中に起こったエピソードを集めた「第2回大ごにんしき大賞」を実施し、2021年12月1日に結果発表を行った。



受賞作品発表

厳正な審査の結果、大賞1作品、佳作5作品を決定した。今年は、コロナ禍の影響もありご自宅で過ごされた方が多かったせいか、応募作品も検索サイトを使用しての調べものだけでなく、声がけだったり呟きだったりと、さまざまなシーンでの活用が見られた。誤認識をした返答とはいえ、ホッとする内容やハッとした気づきも多く、AI音声認識の進化を感じられる内容の作品が多くあった。同協議会では、言葉を文字におこす「文字起こし」はもちろん、何気ない生活にも活用される存在として、今後もAI音声認識システムとの共存を考えていきたいと述べている。



大賞
タイトル 痛いとこつかれた(宮澤ナスリさん)
作品 私「Hey,Siri 暇なんだけどどうしたらいい?」
Siri「野菜を食べましょう」
作品コメント 暇を肥満と認識し間違えたのでしょう。ちょうど肥満気味だったので鋭い指摘でした。
受賞者コメント 私はずっと一人暮らしで忙しくて栄養バランスなど二の次で、慢性的に野菜不足でした。まさにSiriに痛いところをつかれたと感じます。しかし、縁あって最近結婚しまして、食生活ががらりと変わり、野菜を日常的に食べるようになりました、今後はSiriに助言されずにすむかもしれません。
採択者コメント ちょとしたご認識ですが、なんだか現代社会に生きる私たちの暮らしにあったAIの返答で、「お、確かに!」と頷いてしまいました。これが声をかけた宮澤ナスリさんの健康状態までを把握しての助言ならばスゴイですね。それぞれのパーソナルに紐づいたAI音声認識システムの存在が、もうすぐそこにきているのかもしれません。 一般社団法人文字起こし活用推進協議会 代表理事 宮田志保さん



佳作賞 株式会社アドバンスト・メディア賞
タイトル 勉強中(銀太郎さん)
作品 ワカサギの漢字は?
はい、今その漢字を覚えている所です



佳作賞 株式会社エフスタイル賞
タイトル スマホよ、私がそんな人間に見えるのかい?(なすさん)
作品 洋服の収納方法を動画で学びたくて、「服 収納 動画」と音声検索したら、「復讐の動画」と検索されかけたので、怖くなってあわてて画面をリセットしました。



佳作賞 東京反訳株式会社
タイトル Google先生(みねるぱさん)
作品 妻と「いざとなったらGoogle先生に聞いたらいいし」と話していたら、『先生なんて光栄です。私はGoogleアシスタントです。何かお手伝いできることはありますか?』と突然話しだして、思わず妻と顔を見合わせてしまいました。



佳作賞 特別非営利活動法人フラウネッツ賞
タイトル メリークリスマス(ハリ山ポタ男さん)
作品 「クリスマス、一人だよ」と話し掛けたら、「寂しいこと言わないでください。私がいるじゃないですか」と返され、よりいっそう寂しくなった。



佳作賞 株式会社大和速記情報センター賞
タイトル 連休前に戻りたかったのに……(238番さん)
作品 「Hey,Siri! 連休前に時を戻して」
『はい、あなたの現在地が表示されないようにしますね。』


▼第2回大ごにんしき大賞 内容詳細

応募期間 2021年8月1日~9月30日
発表 2021年12月1日
表彰 大賞1名(5万円分ギフト券・記念品等)、佳作賞5名(1万円分ギフト券・記念品等)
主催 一般社団法人文字起こし活用y推進協議会
協賛(五十音順) 株式会社アドバンスト・メディア、株式会社エフスタイル、東京反訳株式会社、特定非営利活動法人フラウネッツ、株式会社大和速記情報センター


第2回大ごにんしき大賞 受賞作品発表(公式サイト):
https://www.koubo.co.jp/system/contest/2goninsiki/result/

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ロボスタ編集部

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