AssistMotionが歩行トレーニングロボット「curara」のレンタル販売を開始 手を引くように足を進めるトレーニングパートナー

信州大学発のベンチャー企業AssistMotion株式会社は、歩行トレーニングロボット「curara」(クララ)のレンタル販売を2021年12月10日に開始したことを発表した。また、curaraの発売を記念して、2022年5月までレンタル価格10%offのお得なキャンペーンを実施する。


歩行トレーニングロボット「curara」(クララ)

「curara」(クララ)は加齢や事故、病気などによって歩行が難しくなってしまった人のための歩行トレーニングロボット。一般的な歩行アシストロボットとは異なり、同製品は「curara自身が利用者に歩行を教えてくれる」という特徴を持つ。専用アプリを使うことで、利用者のトレーニング前・後の歩行データを測定したり、利用者別に適切な運動プログラムを提案してそのプログラムの動きをcuraraが自動で行うことができ、導入施設のスタッフ教育の負担を最低限に抑えながら、利用者にとっての「トレーニングパートナー」として歩行機能を取り戻すサポートを行う。


通常10~20kgある大型の外骨格ロボットと異なり、3kgを下回る軽量で安価なモデルのため、圧倒的に軽く、女性でも使いやすいデザインとなっていながら、フルセット(4関節)・ハーフセット(2関節)の2タイプの商品展開により、パワフルな機能を実現。また、サポートする関節を変えることのできる可変構造を採用しているため、サポートが必要な関節だけをアシストすることも可能。



レンタル料金はフルセット(4関節)が67,000(税込73,700)円/月、ハーフセット(2関節)が48,000(税込52,800)円/月。また、curaraの発売を記念して、2022年5月までレンタル価格10%offのお得なキャンペーンを実施する。

年齢を重ねるたびに、歩くことが辛くなっていってしまう。ただの病気だと思っていたら、前のようには動かない足になっていた。事故に巻き込まれただけなのに、昨日のように歩けませんと言われた。あなたの日々が豊かであるためには、歩けることが大切なのだと気づく瞬間がある。またあの日のように、自分の足で歩きたい。その願いを叶えるために、curaraは、ヘルスケアとテクノロジーを用いて、利用者が自分の足でふたたび歩けるために手を引くように歩行動作を支援する。



curaraの仕様
製品名 curara(クララ)
重さ フルセット(4関節) 2.7㎏
ハーフセット(2関節) 1.7㎏
トルク 1関節あたり 6N・m
動作時間 1~4時間(補助関節数による)
使用条件 屋内使用に限る
対応サイズ 身長 145㎝~175㎝
腰回り 60㎝~90㎝
使用できない人 ●ペースメーカーなどの能動埋め込み医療機器を使用の方
●杖や歩行器を使用しても立位を保てない方
●適応サイズ外の方
●著しい関節障害がある方。または、骨に脆弱性がある方
●意識障害の恐れがある方
●妊娠している方
関連サイト
AssistMotion株式会社

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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