「Servi アイリスエディション」をコロナ専門病棟に導入 薬や備品等の物品を運搬 日本医科大学千葉北総病院
アイリスオーヤマ株式会社は配膳・運搬ロボット「Servi アイリスエディション」を日本医科大学千葉北総病院のコロナ専門病棟に全国の病院施設として初めて(同社調べ)本格導入したことを発表した。
Serviが薬や備品等の物品を運搬
「Servi アイリスエディション」はソフトバンクロボティクス株式会社が提供する「Servi」に、業界ニーズに合わせたアイリスオーヤマ独自のオプションの追加を可能にした配膳・運搬ロボット。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の解除に伴い、事業を再開した飲食業界を中心に労働需要の急増に伴う人手不足が課題となっている。その解決策として、料理や食器類の配膳・下膳の業務を効率化することで省力化を実現できる配膳・運搬ロボットが注目されている。
今回「Servi アイリスエディション」を1台導入した日本医科大学千葉北総病院のコロナ専門病棟では、配膳・運搬ロボットを薬や備品等の物品の運搬という新たな分野で活用している。導入前の試験では1か月間で約69時間稼働し、導入コストを含めて1か月当たりおよそ8万円のコスト削減を実現した。また、ロボットはコロナ専門病棟に入出する際の感染防止備品の着用が不要のため防護服やマスク等の使用資源の削減につながり、コロナ専門病棟で本来業務に従事する医師や看護師の感染リスクや精神的負担の軽減にも貢献している。
同社は今後も日本医科大学千葉北総病院と連携し、「Servi アイリスエディション」による物品運搬を通常病棟でも検証し、人手不足が深刻な医療業界において、効率的な業務・労働環境改善ソリューションの提案と普及を進めていく。
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。