『鬼滅の刃』17週連続首位、2位は『進撃の巨人』 人気のある動画配信コンテンツ GEMランキング ホラー2作品がランクイン

GEMランキングクラブは「定額制動画配信サービス」で人気コンテンツのランキングを発表した(2022年2月第1週)。待望の新シーズンが始まった『鬼滅の刃』が17週連続首位、2位はこちらも新シーズンとしてファイナルを迎える『進撃の巨人』が入り、アニメコンテンツの強さが際立った。


『鬼滅の刃』17週連続首位、『進撃の巨人』2位に返り咲き

「定額制動画配信サービス」で人気コンテンツTOP5は前週に続き、漫画原作のコンテンツが独占するも、2位以下の順位が変動した。

1位は『鬼滅の刃』がランクイン。最新シリーズ「遊郭編」が放送・配信中のなか、2021年1月の調査開始以降で最長となる17週連続の首位獲得となった。しかし、視聴者数pt(後述)は前週299ptから288ptへと減少。
年代別ランキングでもすべての年代で『鬼滅の刃』が1位となっている(15-19歳、20代~60代)。

2位に入ったのは最新シリーズ「The Final Season Part 2」が放送・配信中の『進撃の巨人』。前週のランキングでは1ランク落として3位となっていたが、今週2位に返り咲いた。視聴者数ptも前週67ptから92ptと増加している。

3位は『名探偵コナン』が獲得。前週17位からランクを上げて3位に入った。2月2日(水)より、Amazonプライム・ビデオで「シーズン18」の配信が始まったことによる影響と推察されるという。

4位は前週同様に『呪術廻戦』がランクイン。『劇場版 呪術廻戦 0』が大ヒット劇場公開中のなか、視聴者数ptは前週55ptから52ptとほぼ横ばい。

5位を獲得したのは『王様ランキング』。Amazonプライム・ビデオで見放題独占配信中だが、視聴者数ptは前週72ptから52ptと減少し、順位も前週2位からランクダウンした。




ホラー2作『事故物件』、Netflix『今、私たちの学校は…』が初のTOP20入り

今週の特筆点は、ホラーの2コンテンツが初のTOP20入りを果たしたこと。1つ目は、前週601位から10位に躍進した『事故物件 恐い間取り』。2月1日(火)より、Amazonプライム・ビデオやNetflixなど、各サービスで見放題配信が始まった影響と見られる。視聴者の内訳をみると、男女比は約4:6と若干の女性寄り、年代別では30代で高い視聴者数ptを集めた。

もうひとつは、前週145位から11位に浮上したNetflixオリジナルドラマ『今、私たちの学校は…』(韓国)。1月28日(金)にNetflixで独占配信が始まった。公式発表によると、配信後3日間で全世界1億2,479万視聴時間を記録し、TV番組(非英語)部門において世界91カ国でTOP10に入るなど、世界的にも注目度の高い作品となる。男女比は約4:6と若干の女性寄り、年代別では20代と30代で高い視聴者数ptを集めた。

そのほか、今回が初めてではないもののTOP20入りを果たしたコンテンツが4つあった。前週33位から12位の『ガンダム』(シリーズ)、前週46位から17位の『相席食堂』、前週85位から19位の『ハイキュー!!』、前週35位から20位の『銀魂』。


集計の概要

今回の集計は、エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners(ジェムパートナーズ)が2月10日、エンタメコンテンツランキングやデータ情報を発信する「GEMランキングクラブ」プロジェクトで作成した2022年2月第1週の「定額制動画配信サービス コンテンツ別週間ランキングTOP20(実査日:2022年2月5日、調査対象期間:1月29日~2月4日)」を発表したもの。
本ランキングは19の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、TSUTAYA TV、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計している。
※ 視聴者数pt:下記の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

詳細: https://gemranking.club/w_ranking/

■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがある

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ロボスタ編集部

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