AI作詞家VTuber「fuwari」が第2弾作詞楽曲をリリース 文章生成AI技術を活用して作詞 TSMの学生、講師陣が楽曲監修

京王グループの感性AI株式会社は文章生成AI技術を活用して作詞するAI作詞家VTuber「fuwari」(ふわり)の第2弾作詞楽曲が4月27日にリリースされることを発表した。

AI作詞家「fuwari」が歌手としてもデビュー

「fuwari」は感性AI株式会社と株式会社シンクパワーが共同で創出に協力したAI作詞家VTuber。2022年3月30日にサイボーグVTuber「マシーナリーとも子」がリリースした楽曲「君の朝の記憶 feat.fuwari」への歌詞提供でデビューし、その歌詞はSNS等で「マシーナリーとも子の世界観をよく現わせている」と高評価を得ている。


今回の作品は「fuwari」がAIを活用して作詞をした上で、「fuwari」自身が歌手としてもデビューする。また、作曲・編曲は東京スクールオブミュージック＆ダンス専門学校(以下、TSM)の学生が、楽曲監修はTSM講師陣が行うなど、新しい技術と楽曲制作を学ぶ学生達がタッグを組んで作り上げたコラボ作品となる。楽曲は株式会社ポニーキャニオンが運営するPR型デジタルディストリビューションサービス「early Reflection」(アーリー・リフレクション)にてリリースされる。

【作品概要】

感性AIについて

感性AI株式会社は国立大学電気通信大学坂本研究室で長年培った、人の感性に関する応用範囲の広い特許技術・知財、心理・分析データ、ノウハウにAI関連技術を融合させた「感性評価AI」及び「クリエイティブAI」をコア技術としながら、感性価値創造をサポートする幅広いサービスメニュー開発を進めている。AIによる歌詞生成の取組みは「クリエイティブAI」のひとつとして取り組んでおり、クリエイターの創作活動の効率化に寄与し、新たな作品創出の活性化を促進することができると考えている。感性AIは今後も、人間の創造力を増幅しクリエイティブな作業を効率化する、サポートAIの開発に取り組んでいく。

クリエイティブAIによる歌詞生成について

AIがシンクパワーが各種歌詞サービスで展開中の、大量の歌詞データを学習データとして利用することで文章生成を行う。歌詞データは感性AIの技術によって深層学習され、人間が成長過程で得ていくものと同じように、言語や文章、歌詞の特徴などの知識を習得する。知識を得たAIに文章抽出材料としてキーワードや画像を提示すると、AIはその抽出材料の特徴を参照して複数の文節を創作する。これらの文節を歌詞生成の材料とすることにより、今後の作詞家の創作活動に寄与し、新たな作品創出の活性化を促進することができると考えている。

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