AIロボット枕「Pixx」のしくみと快眠との関係 ファーストキャビン市ヶ谷「ロボット枕ルーム」に導入、商品化のデータ収集

飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルを運営する株式会社ファーストキャビンHDは、睡眠の質をアップデートするプロダクト・サービスの開発に取り組むAx Robotix株式会社と提携し、世界初のAIロボット枕「Pixx」(ピックス)を「ファーストキャビン市ケ谷」に導入。今月から実証実験を開始したことを発表した。


AIロボット枕「Pixx」の商品化に向けてデータ収集

手軽に都心に泊まる賢い選択で心と身体が充実する「STAY SMART」をコンセプトとするファーストキャビンでは、2022年2月に「ファーストキャビン市ヶ谷」をリニューアルオープン。美と健康のホテルとして、ファイテン株式会社とコラボしたリラックス効果のある大浴場や客室、気軽に16時間断食に取り組めるファスティングプランなどのサービスを提供してきた。

今回はユーザーの健康づくりを支援する新たなプロジェクトとして、睡眠の質をアップデートするプロダクト・サービスの開発に取り組むAx Robotix株式会社と共同し、健康と密接に関わる睡眠課題に取り組む実証実験を開始。AIロボット枕の製品化に向け実際の睡眠データを取得するため、「ファーストキャビン市ヶ谷」の客室に「Pixx」を設置した。最高の睡眠を追求する世界初のAIロボット枕の開発に協力し、製品化までをサポートする。なお、商品化前の段階で「Pixx」を体験できる宿泊施設は「ファーストキャビン市ケ谷」のみ。




「ロボット枕ルーム」を一般向けに販売

ファーストキャビン市ヶ谷で「Pixx」を設置した「ロボット枕ルーム」を一般向けに販売。宿泊の利用者は睡眠の質がどのように改善したかアンケートを記入する。「Pixx」は多くの人が使うほどに睡眠データが蓄積され、成長していく枕であるため、今回の実証実験を通じて、「枕がどう動けば睡眠の質が向上するのか」という知見の抽出が期待できる。実験期間は2022年5月から2022年10月を予定。




ロボット枕「Pixx」とは

ロボット枕「Pixx」は「人間の身体はその日の体調によって欲している枕の形状が変化する」という課題解決のために誕生した。ベッドのサイドに設置された稼働シリンダーとハンモック構造の布生地により、単に高さを変えるだけでなく、上下の角度を調整することで首のアーチにピッタリフィットさせることができる。スマートフォンを通じて毎日好きな枕をオーダーメイドで調整できる上、寝ている間に形状が変化するので最適な眠りを作り出すことができる世界初の枕。


【Pixx 3つの特徴】
1.スマートフォンからその日に合わせた枕をオーダー
仰向け・横寝・うつ伏せなど寝姿勢に合わせた枕を作成できる他、決まった時間に起こしてくれる機能やいびきをかいたら気道を確保するようアゴを上げるなどのオリジナルの動作登録が可能。

2.独自のハンモック構造を採用
従来の枕とは全く異なる構造で構成されている。布生地のテンションを自在に操ることで高さだけでなく、顔のうなずき角度や首アーチのフィットを細やかに調整し、あなたにピッタリの枕を作り上げる。

3.オートフィット機能搭載(実装に向け開発中)
快適な寝姿勢を保つために、枕が自動で変化し、ストレスのない快眠を実現。従来の枕で起こっていた仰向け寝・横寝いずれかに特化して寝返りを打つとどちらかが寝苦しくなる現象も、オートフィット機能により解消される。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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