モビリティ関連製品の製造販売事業を柱とするネオトーキョー株式会社は、2022年7月15日より、スマホをワイヤレス接続してCarPlay、AndroidAutoが利用できるようになる、車載用ヘッドアップディスプレイ「HUD-2023」(定価税込44,800円)の予約販売を同社公式サイトにて開始、販売開始24時間で販売台数100台を突破した。
iPhone/Androidスマホとは完全ワイヤレス接続。エンジンをかければHUDも起動、その後自動的にスマホにワイヤレス接続。スマホをポケットに入れたままでもCarplay HUDが使える同製品は、現在、先行予約特典として、先着200台まで3,000円引きの税込41,800円で提供中だ。なお、商品発送は9月末の予定となっている。
ほとんどの車でCarPlay、AndroidAutoを体験できる
CarPlay、AndroidAutoとは、Apple、Googleが提供するサービスで、運転中に音声アシスタント(siri、Googleアシスタント)経由でカーナビや音楽などを再生することを実現したアプリケーションだ。スマホ画面の単なるミラーリングとは異なり、画面レイアウトやユーザインタフェースは運転用に最適化され、画面にタッチしなくてもリモコンと音声だけで一通りの操作ができるようになっている。表示には、それぞれのOSに対応した車載ディスプレイが必要で、一般車にはまだオプションサービスによる提供がほとんどだ。
同社がこのたび発売する車載用ヘッドアップディスプレイ「HUD-2023」は、2019年に発売したヘッドアップディスプレイ初号機「HUD-2020」の次世代機だ。初号機は、本体を起動後、都度スマホを接続し、アプリを起動する必要があったが、同機は、エンジンを始動するとヘッドアップディスプレイが起動されるのと同時に、自動でスマホへワイヤレス接続しCarPlay、AndroidAutoを表示させる。同社代表、菅谷義博 氏は以下のようにコメントしている。
ネオトーキョー代表・菅谷義博 氏
スマホのOSは、iOSであれば5以降、androidであれば11以降ならOK。またシガーソケットさえあれば、どんな自動車にも「HUD-2023」が使えるようになります。スマホの音声アシスタントで検索したり、スマホの地図(※)や音楽機能になれた人にとっては、CarPlay、AndroidAutoは非常に便利です。まだ対応した自動車も少なく、サービスを利用した経験のある方が少ないはずです。「HUD-2023」ならダッシュボードに設置するだけで、ほとんどの車でCarPlay、AndroidAutoを体験できます。
(※:CarPlayなら、Apple純正マップだけでなくもちろんグーグルマップも、さらにYahoo!カーナビやカーナビタイム等のサードパーティ製アプリまで使える。AndroidAutoの場合は、グーグルマップのみとなっている。)
完全ワイヤレスが特徴の「HUD-2023」
また、このたび新たに開発された無線(2.4GHz、技適取得済)のダイヤルリモコン(標準装備)を利用することで、運転中にスマホがポケットに入っていたとしても取り出したりせずに、siriなどの音声アシスタントをリモコンのボタン一つで立ち上げることが可能だ。
ネオトーキョー代表・菅谷義博 氏
本来Siriを立ち上げる際は、スマホのマイクに近づけて話す必要がありましたが、リモコンがあることでスマホを触らずに音声アシスタントを起動できます。スマホをワイヤレスで接続してCarPlay、AndroidAutoを自動で起動。音声アシスタントもワイヤレスで立ち上げる。これまでにない、まさに完全ワイヤレスを実現したヘッドアップディスプレイと言えます
その他の特徴
「HUD-2023」には、スマホの音楽をFMラジオとして効くことのできるFMトランスミッタも健在。大型アクリル製のスクリーンはプロジェクターのように画面が拡大投影される。凹面鏡のように少したわんだ形状の当社スクリーンにより、目の焦点を道路にあわせたままでもスクリーンの情報が読み取りやすくなっている。
人気のFMトランスミッタも健在
FMトランスミッタとは、小さなFMラジオ局のように、FMラジオ電波で音楽を飛ばす機能だ。カーオーディオのFMラジオで受信することで、スマホの音楽をFMラジオとして聴くことが可能。より安定した高音質を聞きたい方向けに3.5mmオーディオ出力(有線接続)も装備している。
大型投射スクリーン、プライバシー保護設計
スクリーンは大型アクリル製。TFT液晶からプロジェクターのように画面が拡大投影され、運転視界に半透明状態でオーバーレイ表示が可能。投射スクリーンは凹面鏡のように少したわんだ形状になっているため、映像は実際の距離よりも遠くに位置しているように見え、目の焦点を道路にあわせたままでもスクリーンの情報を読み取りやすくなっている。
本体には光量センサーを装備し、環境に合わせて表示の明るさを自動的にコントロール。昼でも夜でもトンネルでも見やすい表示を実現している。また凹面鏡により、運転席以外からは画面が見えづらいため、プライバシー保護の対策にも十分だ。
▼車載用ヘッドアップディスプレイ「HUD-2023」製品概要
本体サイズ | 150x150x55mm(スクリーン、台座含む) |
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台座サイズ | 130x140x15mm |
スクリーンサイズ | 150x76x3mm |
シガーソケット電源ケーブル長 | 1.8m |
本体動作電圧 | 12V-24V |
シガーソケット電源ケーブル出力 | 12V/1.5A |
スマホ接続USBポート給電出力 | 0.5A |
動作温度 | 摂氏0-75度 |
スクリーン | TFTプロジェクション式 |
スクリーン解像度 | 480×240 |
FMトランスミッタ周波数 | 任意に設定可 ※シガーソケット電源ケーブルがFM出力用アンテナを兼ねる |
FM音声 | ステレオ |
リモコン周波数 | 2.4GHz(技適取得済)※受信機は本体内に内蔵 |
リモコン電池 | CR1632 |
スマホとのワイヤレス接続 | Bluetooth+Wifi(技適取得済) |
保証期間 | 本体、リモコン、シガーソケットケーブル:発送日から1年間/リモコン用ラバーバンド:発送日から3ヶ月/リモコン電池は保証対象外 ※使用上問題のない程度の本体のキズやスレ、設置関連費用は保証対象外※一部のデザイン、仕様については、製品改善のため予告なく変更になる場合がある。 ※当製品はFMトランスミッタに電波を使用しているが、総務省の定める微弱無線局の基準以下(第三者機関で検証済)のため使用には免許、技適不要だ。(参考:総務省 微弱無線局の規定) |
製造国 | 中国深圳市 |
製造・販売 | ネオトーキョー株式会社 |
内容物 | HUD本体、1.8mシガーソケット電源ケーブル(FMアンテナ内蔵)、スクリーン保護クロス、リモコン、リモコン取付用ラバーバンド、リモコン用電池(テスト用)、制振用EVAスポンジ、マニュアルURL案内書※+保証書 ※同製品のマニュアルはオンラインで提供され、随時更新を行っていく。 |
ネオトーキョー株式会社