世界最大のVRイベント『バーチャルマーケット2022 Summer』出展企業第1弾が発表 大阪とニューヨークをパラリアル化

株式会社HIKKYは2022年8月13日(土)から28日(日)にメタバース上で開催される世界最大のVRイベント『バーチャルマーケット2022 Summer』の出展企業第1弾として、各企業のブース内容及び企業ブースが出展される会場の詳細を発表した。

今回の『バーチャルマーケット2022 Summer』では交通インフラ業界からJR西日本グループ、銀行業界からみずほ銀行、保険業界から三井住友海上火災保険など、様々な業種の企業が初出展する。さらにエンタメコンテンツとしてJVCケンウッドのブースにおいて「ピンク・レディー」と「広瀬香美」、BEAMSブースにおいて「ELAIZA(池田エライザ)」による体験型バーチャルライブも実施決定。各社多様なバーチャルならではのコンテンツを提供し、来場者はメタバースの世界を楽しむことができる。


テーマは『原点』 大阪とニューヨークをパラリアル化

バーチャルマーケット2022のテーマは『原点』。今回の企業出展会場の舞台は『パラリアル大阪』と、海外都市から初のパラリアル化となる『パラリアルニューヨーク』。現実世界の大阪とニューヨークの街の主要部を精巧に再現した街並みに、多くの企業ブースが軒を連ねる。現実世界とリンクした天気は前回同様に、今回はパラリアルニューヨークには街中を自由に行き来できる“浮遊型ホバーボード”を設置し、パラリアル大阪では会場内に常時夏を感じる華やかな花火が上がるなど、メタバース上だからこそ創り上げることができるパラリアル(「パラレルワールド(並行世界)」+「リアル(現実世界)」)な街を表現する。

パラリアルニューヨーク

パラリアル大阪

パラリアルニューヨークのホバーボードとパラリアル大阪の打ち上げ花火


出展企業紹介


JR西日本グループ

JR西日本グループがバーチャルマーケットに初出展し、パラリアル大阪内に関西初のメタバース上の駅となる「バーチャル大阪駅」を展開する。空港エリアへのアクセスに便利な特急「はるか」への乗車、時空の広場でのステージLIVEの開催、アトリウム広場でのショップブースの展開など、リアル×デジタルの新たな体験を企画している。さらにバーチャル大阪駅の一部はHIKKYが独自展開するメタバース開発エンジン「Vket Cloud」により制作することで、VR機器がなくてもお手持ちのスマートフォンやPCなどから手軽に来場できる。




株式会社みずほ銀行

銀行業界から初のバーチャルマーケット出展となるみずほ銀行は、「パラリアル大阪」のなかに〈みずほ〉カラーに染まった建物を出展する。建物は1階が銀行店舗をイメージした交流スペースになっており、2階からはボルタリング体験ができるタワーになっている。来場者は1階から入店し、2階からボルダリングを楽しめる。タワーの頂上まで登るには途中で出題される金融クイズに正解する必要があり、頂上に登るとパラリアル大阪の雄大な街並みを望める。また、頂上にあるアンケートにお答えいただくと、みずほ銀行オリジナルの「王冠」の3Dモデルを受け取ることができる。この王冠は、バーチャルマーケット内でアバターに着用させることができる。


8月20日(土)には1階の交流スペースでみずほ銀行の行員による座談会を予定している。座談会にはゲストを招き、来場者とともに金融や産業の知見を持った行員とコミュニケーションが可能。



株式会社JVCケンウッド

JVCケンウッドはグループ会社のビクター・エンタテインメントと共に、ウォータースライダーとライブステージを設置したエンタテインメント・ブース「スター・スライダー」を展開。ピンク・レディー(ペッパー警部)と、広瀬香美(promise)のバーチャルライブを届ける。楽曲に合わせてアバターのモーションをリッチな演出で楽しめる他、ユーザーも”あのダンス”を一緒に舞台上で踊ることができる。また、楽曲にあわせてウォータースライダーでバーチャル空間を駆け抜けることのできるアトラクションも用意。更に、ビクターブランドの象徴である「犬のマーク」をオリジナルとするキャラクター「ニッパー」を3DCG化して初披露する。




株式会社ビームス

パラリアル大阪に登場するBEAMSバーチャルショップでは、関西の実店舗に勤務するショップスタッフを含む約50名が交代でVR接客を行う。バーチャルマーケット4度目の参加となる今回は、初のD2A(Direct-to-Avatar)商品としてアバター用衣装(3Dモデル)を販売し、アバターファッションを楽しむユーザーコミュニティが集うパーティーを8月20日にバーチャルショップで開催予定。

リアル商品では初のVRライフスタイルグッズとして企画したVRゴーグルバッグに加え、VRが身近にある暮らしを想像してキュレーションしたインテリア雑貨を販売する。2階にはELAIZA(池田エライザ)のスペシャルステージが出現し、VR用に演出された臨場感のあるライブ映像が楽しめる。TVアニメ放送中の「ユーレイデコ」とのコラボ商品やミニゲーム、さらに屋上のBBQテラスまで、BEAMSバーチャルショップはスマホからも入場できるブラウザ会場でも一部体験可能。




株式会社大丸松坂屋百貨店

今回で4回目の出展となる大丸松坂屋百貨店は、パラリアルニューヨーク会場に出展。「発見」をテーマにリアル店舗の特徴を盛り込んだデザインの百貨店ブースを制作し、夏にぴったりな“ごちそうグルメ”600点をリアルで購入することができる他、オリジナル食品3Dモデル14点の販売も行われる。また、「発見」のテーマにあわせ、大丸松坂屋百貨店の歴史を知ることができるアトラクションを用意。屋上には昔ながらの「デパートの屋上遊園地」を連想させる遊具も登場する。また、ビアガーデンを楽しめるスペースでユーザーによるメタバース大宴会が行われる。なお、今回初めてスタッフアバターを2体制作し、来場者の皆様にメタバース接客を行う。




三井住友海上火災保険株式会社

三井住友海上火災保険が保険業界から初のバーチャルマーケット出展が決定。三井住友海上が展開する「メタバースプロジェクト」の一環として、同社の手掛ける自然災害や宇宙事業等を支える保険・サービスのPRをパラリアルニューヨークにて近未来をイメージした先進的なブースで展開する。


1Fのシアターブースでは「金のオノ銀のオノ」や「鶴の恩返し」などの昔話を使って、損害保険をわかりやすく解説。2Fのブースでは武器を振り回して災害と戦うタワーディフェンスゲームを展開し、様々な災害からユーザーを守る保険商品の特性を表したアクションゲームが楽しめる。ゲームクリア後には同社が注力する宇宙をイメージした“月面ワールド”に移動でき、近未来的な宇宙ステーションに加えて、実際に月から見える地球をバックに記念撮影を楽しんだり、アバターに扮した三井住友海上の社員の方と直接保険に関するお話をするなどのコミュニケーションをとったりすることが可能。


株式会社ベルク

スーパーマーケット業界から初の出展となるベルクは、パラリアルニューヨークに「ベルクバーチャルストア」をオープンする。店舗では公式マスコットキャラクター「ベルクック」が3Dアバターとなって来店者をお出迎え。店舗内ではバーチャルストアならではのコンテンツとして、ショッピングカートに乗ってタイムを競うレーシングゲーム『スーパーマーケットカートレース』が楽しめ、レースは1名から最大4名まで同時プレイが可能。スーパーマーケット店内をリアルではなかなか実現できないショッピングカートで駆け回るというレースゲームを友達と一緒に楽しもう。




SMBC日興証券株式会社

今回のSMBC日興証券は夏にぴったりな『投資について学べるミステリーダンジョン』ブースをパラリアルニューヨークに出展。投資に関する様々な格言をクイズ形式で学びながら、ダンジョンをクリアしてゴールを目指す体験型アトラクションとなっている。ゴール特典として証券取引所のセレモニーなどで使われるお祝いの鐘を打つ体験も可能。また、期間中にはオリジナルアバター(ドラキュラ執事&ゾンビフラン犬)のプレゼントや、メタバース上で行う投資に関する相談会「メタバイス」なども実施予定。


また、VR機器がなくてもスマホから入場できるVket Cloud会場も用意。投資のエキスパートによる「日本株と米国株…どっちが魅力的?」をテーマにしたメタバース討論会も開催する。今回はグループ会社の三井住友銀行と三井住友カードも加わり、CM等でお馴染みのあのキャラクターの3Dモデルがユーザーを待っている。



ヤマハ発動機株式会社

ヤマハ発動機は昨年の「バーチャルマーケット6」出展時に大好評だった“バイクのVRシェアライドサービス”に続いて、今回は“電動アシスト自転車のVRシェアライドサービス”を展開する。電動アシスト自転車シリーズの人気モデルである「YPJ-MT Pro」「City-C」「City-V」の3種類を精巧に再現した3Dモデルをパラリアルニューヨークの街の入り口に設置。これらバーチャル車両に乗って会場内を自由に移動できる。バーチャル電動アシスト自転車の操作はヘッドマウントディスプレイを着用したコントローラー操作とデスクトップ操作に対応しているほか、フルボディートラッキングを着用した人は足を動かすことで電動アシスト自転車を実際に漕いで操作することも可能。




玄人志向

玄人が厳選した自作PCパーツを提供する安心の国内ブランド「玄人志向」がバーチャルマーケットに出展!パラリアル大阪に設置されたゲーミングPCを模した外観のブース内には、新作のゲーミングチェア7種の魅力を体感できるコンテンツが登場。ゲーミングチェアはリアル商品&3Dモデル商品の両方を用意しているほか、玄人志向のテーマソングにあわせて、ゲーミングチェアを使った4種の難易度の高いダンスを踊ることができるステージを用意している。その他、新作のゲーミングキーボードや、おなじみのPCパーツの販売も行う。



ロート製薬株式会社

日用品業界からロート製薬が初出展。パラリアル大阪とパラリアルニューヨークの街中にロート製薬おなじみの目薬「ロートジーb」の3Dモデルが陳列されるほか、特大サイズの目薬の形をした『目薬鉄砲』を手に取って、まるで水鉄砲かのように目薬の水滴を放ちながら遊ぶことができる。また、ロート製薬公式VTuber「根羽清ココロちゃん」も登場するほか、バーチャルマーケット開催期間中はTwitterと連動したキャンペーンや、3Dモデルやリアル商品のプレゼントキャンペーンも実施する。



泉佐野市

ふるさと納税3年連続日本No.1であり、ふるさと納税受入額累計1,000億円を超える業界のフロントランナー・泉佐野市がバーチャルマーケットに初出展。パラリアル大阪内に出現する現実の泉佐野市に位置する空港を模したエリア内にブースを展開する。ブース内では泉佐野らしい遊び心がいっぱい詰まった写真映えするイベントを実施。また、泉佐野市と泉佐野市のふるさと納税のPRを並行して実施し、泉佐野市のふるさと納税返礼品として人気の高い「お肉」や「お米」、「ビール」、定番人気の「泉州タオル」、「水ナス」などを3Dモデル化し、今まで平面のみで見ていた返礼品を3Dで体験できる。さらに、ブース内のデジタルカタログに触れると、ブースから泉佐野市の運営するふるさと納税寄附サイト「さのちょく」に直接遷移し、その場で寄附を行うことが可能。




焼津市

静岡県焼津市がバーチャルマーケット初出展。パラリアル大阪内の空港を模したエリアにて、焼津市のPR動画や全国第10位※の人気を誇るふるさと納税返礼品の紹介など、市の魅力を発信するブースを展開する。焼津市で有名な「ミナミマグロ」の巨大3Dモデルが目印となるブース内では、来場者が魚の街・焼津に親しんでもらえる体験として、世界初となる『バーチャルマグロ解体ショー』が楽しめる。さらにブース内にあるデジタルポスターから直接ふるさと納税寄附サイトに遷移し、その場で寄附を実施することが可能。

※総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和3年度実施)」(参考)令和2年度における納税受入額の多い20団体より出典



出展・協力企業、IP、アーティスト一覧


※順不同、7月26日時点での発表企業を掲載


【バーチャルマーケット2022 Summer開催概要】
名称 バーチャルマーケット2022 Summer
主催 VR法人HIKKY
会期 2022年8月13日(土)~28日(日) 計16日間
テーマ 原点
企業出展会場 パラリアルニューヨーク/パラリアル大阪
来場方法 VR機器・ゲーミングPCからはVRChat内特設ワールドに来場可能。
一部、スマートフォン等からURLクリックのみで入場できるブラウザ会場もご用意いたします。
公式サイト https://summer2022.vket.com/
公式SNS Twitter→https://twitter.com/Virtual_Market_
YouTube→https://www.youtube.com/c/vketchannel
Instagram→https://www.instagram.com/vket_official/

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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