テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組む、調理ロボットのパイオニア、TechMagic株式会社は、D2C(Direct to Consumer)サービス『パーソナルミール.com』のβ版を8月22日(月)にローンチしたことを発表した。
『パーソナルミール.com』は「自分や家族の嗜好に合わせて、味や量をパーソナライズできる喜び」をコンセプトに、一人ひとりにあった調理済みの食事を提供するサービス。味の濃い・普通・薄いや商品の受け取り方法、利用日数などのカスタマイズが可能で、調理をする時間が限られた共働き世帯、調理をすることが困難な高齢者、健康を維持し続けたい人の役に立てるサービスを提供する。現時点では杉並区・練馬区・三鷹市・武蔵野市の一部に対してサービスをローンチ、東京23区及び都下・一都三県・全国とエリア拡大予定。
サービス開始の背景
これまでTechMagicは調理ロボットを外食企業の厨房の自動化、業務ロボットを食品工場などの繰り返し作業の自動化を目指して開発してきた。このような自動化技術は、外食や中食市場のみならず内食市場にも活用できると考えている。
今後パーソナライズフード市場の規模は順調に成長推移する傾向にあり、家庭での調理に課題を抱える人達の役に立ちたいという想いからサービスの開始に至った。これまで培った調理自動化技術を活用し、美味しく健康的で食卓が笑顔になるサービスを目指す。
TechMagicについて
TechMagicは「世界中に、調理・業務ロボットを提供する」ことをミッションとして、2018年2月に設立。食を取り巻く多くの企業が直面する人手不足を解消し、生産性の高い社会を実現するために、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合した各種プロダクトの企画・設計・製造・販売・保守を行っている。
1.調理ロボット事業
主に大手飲食チェーン店の厨房内における一連の調理工程を、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合して自動化する。料理の味やおもてなし品質はそのままに、調理工程に付随する人件費を抑制し店舗生産性を高める。業務軽減でなく、スタッフ一人単位の省人化を既存店舗でも導入可能なコンパクト且つ高効率なプロダクトで実現。顧客の用途に応じ、幅広い調理方法・提供プロセスに対応する。
2.業務ロボット事業
セントラルキッチンや食品工場等で発生する、洗浄後の食器仕分け・不定形物を含む食品の定量盛り付け・食品加工・運搬等の単純作業をロボットにより自動化する。これにより、業務軽減と労務費用の削減だけでなく、施設業務全体のスループットを最大化し生産性向上に貢献する。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。