東急、ソフトバンク、日建設計が ロボットフレンドリーな環境構築に向けて共同研究を開始
2022年9月30日
By ロボスタ編集部
昨今、少子高齢化社会における将来の深刻な労働力不足への対応など、サービスロボット活用への期待が高まっている。
特に施設内におけるサービスロボットの普及には、人とロボットが安全に、快適に、効率よく共存できるロボットフレンドリーな環境をより安価に実現することが求められており、これに対応すべく、経済産業省は、ロボットの導入が進んでいない分野にフォーカスをあて、ユーザー側の既存の業務プロセスや施設環境等を見直すことを前提に、「ロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境」を構築するための開発を行う者に対して補助金を交付する事業「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」を手掛けている。
この度、令和4年度の同事業に、東急不動産株式会社と株式会社東急コミュニティー、ソフトバンク株式会社および株式会社日建設計の4社共同で実施する研究開発事業が採択され、施設内におけるロボットのスムーズな運行を可能にする環境の構築に向けた調査および研究開発を開始することとなった。
■【動画】ロボットで変わる少し未来の生活
4社による研究開発について
東急不動産が管理・運営する東京ポートシティ竹芝オフィスタワーを対象に、ロボットフレンドリーのレベル指標を用いた物理環境の評価を行い、その上で商業フロアやオフィス共用部で清掃、警備、配送ロボットを使用した実証を行う。4社は、施設内におけるロボットの運用上の課題を整理して、施設側やロボット側だけではなく人側の対応も含めて提案・分析することで、それぞれの視点から課題解決に向けた選択肢を示し、施設の状況に応じて合理的にロボフレ化を実現する手法の開発を目指すとしている。
同研究開発の概要
目的 | ・ロボットフレンドリーのレベル評価に基づく評価実施 ・利用者の安全確保や施設管理などの観点によるロボットの運用課題の抽出 ・施設、人、ロボットそれぞれの視点による課題解決案の検討 |
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場所 | 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー(東京都港区海岸1-7-1) |
期間 | 2022年9月~2023年3月(予定) |
各社の役割
東急不動産 | プロジェクト管理、実施場所の提供、事業者目線での対策評価 |
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東急コミュニティー | 清掃・警備ロボットの運用課題の整理、課題解決案の実施・効果検証(一部の業務を東急ビルメンテナンス(株)へ再委託) |
ソフトバンク | 配送ロボットの運用課題の整理、課題解決案の実施・効果検証(一部の業務をアスラテック(株)へ再委託) |
日建設計 | ロボットフレンドリーな環境の評価、物理環境因子の分析、課題解決案の検討 |
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