政府と連携して三重県でマルチタスク車両「医療・行政MaaS」実証実験 車両内で医療と行政サービス提供 MONETやDNP、​MRT等

​MRT株式会社は、内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省が連携して選定する令和4年度スマートシティ関連事業のうち、経済産業省「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(地域新MaaS創出推進事業)」の実証事業に関わる受託事業者に選定され、株式会社オリエンタルコンサルタンツ、MONET Technologies株式会社、大日本印刷株式会社および三重広域連携スーパーシティ推進協議会と連携して、昨年度に実施した「オンデマンド医療MaaS(Mobility as a Service)」の実証実験を踏まえて、医療MaaSの社会実装を視野に入れた新しい取り組みである、「令和4年度、医療・行政MaaS」の実証実験を2022年10月6日より実施した。なお、同実験は11月末までを予定している。

参加企業・協議会:MRT株式会社(代表幹事)、株式会社オリエンタルコンサルタンツ、MONET Technologies株式会社、大日本印刷株式会社、三重広域連携スーパーシティ推進協議会




「令和4年度、医療・行政MaaS」の実証実験について

同実証実験では、さまざまな用途に利用可能なマルチタスク車両を活用して、車両内で医療サービスと行政サービスを提供する他、新たな取り組みとして、公的施設の活用や薬剤の配送との連携による取り組みの有効性を検証する。具体的には、三重県大台町の報徳診療所および近隣の薬局の協力の下、町内の集会所などを巡回するマルチタスク車両を用いて、オンライン診療からオンライン服薬指導、さらには薬剤の配送に至るまで、医療に関する一連の流れを検証。また、車両内で、マイナンバーカードの申請などの行政に関するオンライン手続きを行えるようにする。

サービス概念図

▼実証実験イメージ

将来目指す移動車両の最適化イメージ

同社は、マルチタスク車両が地域住民の社会基盤(インフラ)としての役割を担う存在になるよう、「医療・行政・交通」の視点で医療MaaSの社会実装に向けた検証を行い、過疎化や高齢化などが進む地域の医療・交通関連の課題解決を目指すとしている。


▼同実証実験概要

実施場所 三重県大台町(いなべ市、多気町、明和町、度会町、大紀町および紀北町では体験会を実施)
協力医療機関 大台町報徳診療所
協力薬局 勝栄堂薬局、日本調剤 松阪薬局
実施内容 [医療]オンライン診療・オンライン服薬指導[行政]マイナンバーカードの申請・その他行政手続き[交通]通院困難者のサポート
実施期間 10月6日~11月末
備考 実証実験の内容は発表日現在の情報です。状況に応じて予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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ロボスタ編集部

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