自動運転バスとヘルスケアアプリなどを組合せて実証実験　自動運転バスや「Fitbit」で外出意欲や健康意識の向上へ！伊予市とBOLDLY

2022年9月5日 By ロボスタ編集部

ソフトバンク株式会社の子会社であるBOLDLY株式会社は、愛媛県の伊予市の協力の下、2022年9月13日から10月8日の間、公道での自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤアルマ)」(仏Navya社製)の運行と、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社が提供するヘルスケアアプリ「HELPO(へルポ)」などを組み合わせた実証実験を行うことを、2022年8月31日に発表した。

同実証実験は経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の一つとして実施するもので､BOLDLYは、同実証実験の代表企業として事業全体の企画・進捗管理を行う他､「NAVYA ARMA」の運行とそれに必要な事前準備(3Dマップデータの収集や走行ルートの調整など)の業務を担う｡なお､四国地方の公道で「NAVYA ARMA」が走行するのは今回が初めて(同社調べ/2022年8月時点)だ｡

【地域新MaaS創出推進事業】
経済産業省は、新たなモビリティサービスの社会実装およびその高度化を目指して、先進的かつ全国横断的な課題に対して計画的かつ意欲的に挑戦する「先進パイロット地域」として、2022年度は11の地域を選定し、伊予市はその一つに選ばれている｡

同実証実験の概要

同実証実験では、JR伊予上灘駅を起点とした1周約8kmのルートにおいて「NAVYA ARMA」を運行するとともに、高齢化や過疎化が進む伊予市双海地域の希望者に対して、ヘルスケアテクノロジーズの協力の下、健康医療相談サービスなどを利用できるヘルスケアアプリ「HELPO」(提供期間：2022年9月～2023年1月)と健康管理機能を備えたスマートウォッチ「Fitbit」を提供し、日常的に利用してもらう。これにより、利用者の健康意識を高める機会を創出すると同時に、自動運転バスを契機とした外出意欲を促進し、長期的には外出に伴う軽い運動や利用者同士のコミュニケーションを通じた高齢者のフレイル予防の一助となることを目指している。

場所	伊予市双海地域の公道(JR伊予上灘駅を起点にふたみシーサイド公園などを経由し､翠小学校に至る1周約8km)
期間	2022年9月13日～10月8日
参加方法	期間中は誰でも自由に乗車できる｡※新型コロナウイルス感染症の感染防止対策にご協力をお願いします｡

「HELPO」の利用イメージ

「Fitbit」の画面イメージ

「HELPO」詳細：https://healthcare-tech.co.jp/

今後の展開について

同社は、移動サービスの提供にとどまらず、ヘルスケアなどの他分野のサービスと連携することで､地域が抱える課題解決や移動サービスの持続可能性の向上を検証するために、同実証実験を実施し、この結果を踏まえて、今後、伊予市役所および地域の交通事業者などと議論を重ねながら、伊予市における自動運転バスの実用化を目指すとのことだ。

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BOLDLY株式会社(SoftBank)