ソフトバンクロボティクス株式会社は配膳・運搬ロボット「Servi」(サービィ)の機能をアップデートし、最大5台の「Servi」の同時稼働、走行時の音や到着時の発話音声のセリフ、走行スピードをカスタマイズできるようになったことを発表した。
配膳・運搬ロボット「Servi」の機能がアップデート
・最大5台を同時稼働できる「マルチロボット」機能
「マルチロボット」機能の追加により、それぞれのロボットが他のロボットの位置を正確に把握し、広いホールのみならず、キッチンの出入り口、通路などの狭いスペースもスムーズに走行が可能になった。例えば、料理提供頻度が高く、人流が多い食べ放題の店舗などで、より効率的な配膳・下膳業務が可能。
Servi複数台同時稼働の事例「サッポロビール園」(北海道・札幌市)より
・走行音や到着時の音声変更
走行音の変更や配膳・下膳時など特定のシーンでの発話音声のセリフの設定、独自の音声ファイルへの変更など、ブランドや店舗の雰囲気に合わせたカスタマイズが可能になった。
・走行スピードの変更
走行速度が最速0.8m/秒(従来の最高走行速度:0.6m/秒)となった。初期導入時にユーザーの環境に合わせた速度の設定をすることで、安全でスピーディに配膳・下膳をサポートする。
配膳・運搬ロボット「Servi」(サービィ)
「Servi」は飲食店やホテル・旅館、小売店などでスタッフと共に働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボットで、ソフトバンクロボティクスが2020年9月に発表、2021年2月から日本において販売開始した。「Servi」は導入も操作も簡単で、配膳・下膳・運搬など様々な用途に活用でき、スタッフがより多くの時間を接客に充てることができる。
配膳・運搬ロボット「Servi」は「ゆず庵」「焼肉きんぐ」などの飲食店を運営する株式会社物語コーポレーション様での導入を皮切りに、現在では「牛角」「サッポロビール園」「八芳園」「ステーキ宮」など、300ブランド以上の店舗・企業に導入されている。
配膳・運搬ロボット「Servi」
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。