配膳・運搬ロボット「Servi アイリスエディション」山口歯科クリニックで本格稼働 患者のカルテや治療器具などを運搬

アイリスオーヤマ株式会社はソフトバンクロボティクス株式会社が開発・製造する配膳・運搬ロボット「Servi アイリスエディション」を全国の歯科クリニックで初めて、山口歯科クリニック(茨城県筑西市)に本格導入したことを発表した。


1日約2kmの物品運搬を「Servi」が代行

「Servi アイリスエディション」は飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に配膳や運搬を行うことを目的に開発したロボット。昨今、飲食・サービス業界では、新型コロナウイルス感染症の拡大と長期化の影響で人手不足が深刻な課題となっており、その解決策として、業務効率化による生産性向上と非接触などを実現する配膳・運搬ロボットへの関心が高まっている。


山口歯科クリニックは「Servi アイリスエディション」を患者のカルテや治療器具等の物品の運搬に活用している。同クリニックでは約450㎡の院内に1日約100人の患者を受け入れている。医療スタッフにとって、上記の物品を抱えて広い院内を1日に数十往復することは大きな負担であり、その軽減が課題になっていた。


導入前の試験稼働では、1日約2kmの物品運搬をロボットが代行することでスタッフの負担を大きく軽減した。さらに、会計の待ち時間を3割以上削減でき、スタッフはその空いた時間を患者との対話など人にしかできない業務に多くの時間を充てられ、ホスピタリティの向上と働く環境の改善にもつながった。


アイリスオーヤマは今後も、アイリスグループの総合力を活かし、効率的な業務の実現と働く環境の改善のために最適なソリューションを提供していく。


「山口歯科クリニック」について

茨城県筑西市にある山口歯科クリニック。広さ約450㎡の院内に8つの診療室や手術室、個室の予防ルームのほか、カウンセリングルームやキッズスペースまで備え、1日約100人の患者を受け入れている大規模な歯科クリニック。一般歯科治療だけでなくインプラントや矯正、審美歯科など、患者のあらゆるニーズに応えるために、専門分野に精通した5名の歯科医師を始め総勢36名のスタッフで治療に当たり、地域で高い支持を得る「通いたくなる歯医者さん」。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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