「人間とアンドロイドを区別しない」不思議な喫茶店を舞台にした演劇版『イヴの時間』12/29まで

ロボット(アンドロイド)と人間が共存する未来を描いたレジェント的な作品『イヴの時間』が舞台作品になって12/29まで博品館劇場で公開されています。


『イヴの時間』は2008年にインターネット上で配信された全6話構成のショートアニメで、アンドロイドを題材にした作品です。『サカサマのパテマ』や『アイの歌声を聴かせて』の吉浦康裕氏が原作・脚本・監督を務めました。


また、2010年に完全版として映画「イヴの時間 劇場版」が公開され、東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品となった名作アニメーションとしても知られています。
特に「当店内では人間とロボットの区別をしません」という喫茶店のフレーズが印象に残っています。



舞台『イヴの時間』は、演出をミュージカル『王家の紋章』、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』、音楽劇『ライムライト』など名作舞台を手がけ、美しく繊細な演出手法で知られる荻田浩一氏。
主演には「仮面ライダーエグゼイド」など映像を中心に活躍する瀬戸利樹氏と、元宝塚歌劇団花組トップ娘役の花乃まりあ氏の二人を迎えています。





W主演のふたりからのコメント

23日(金)より開幕している舞台『イヴの時間』でW主演を務める、瀬戸利樹氏・花乃まりあ氏からコメントが到着しました。

リクオ/瀬戸利樹氏

瀬戸利樹氏

いよいよ、舞台『イヴの時間』が上演になります。
日常の空間ではありますが、不思議な空間へ誘いたいと思っています。
年末のこの時期、寒くなってきましたが、心を温めに遊びに来て頂けたらなと思います。
劇場でお待ちしています。



サミィ/花乃まりあ氏

花乃まりあ氏

舞台『イヴの時間』いよいよ初日の幕が上がります。
荻田さんの演出のもと、カンパニー一丸となって充実したお稽古期間を過ごしてきました。
今は、この作品がお客さまの心にどう映るのか、緊張もありますが楽しみです。
どうぞ、ご期待ください!

公演は12月23日(金)~29日(木)に博品館劇場にて開催され、28日(水)19時公演ではLIVE配信も実施されます。



舞台『イヴの時間』
ストーリー
未来、たぶん日本――。
“人間型ロボット(アンドロイド)”が実用化されて間もない時代。
人々はアンドロイドを“家電”として扱う事が社会常識となっている。
高校生のリクオも、幼少の頃からアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として見ていた。
ある時、高校生のリクオは家庭用アンドロイドのサミィの行動ログに「Are you enjoying the time of EVE?」という不思議な文字列が含まれている事に気付く。
不審に思ったリクオは、親友のマサキとともにそのログを辿り、路地裏の地下1階にひっそりと存在する喫茶店に辿り着く。
そこは「人間とアンドロイドを区別しない」というルールを掲げる、不思議な喫茶店「イヴの時間」だった。

公演概要
■公演期間:2022年12月23日(金)~12月29日(木)
■劇場:博品館劇場
(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)

チケット情報
■チケット料金
指定席:9,800円(税込)
■配信チケット
通常価格:3,850円(税込)
パンフレット付き配信チケット:6,050円(税込) ※送料別途300円
■チケットスケジュール
当日引換券発売中
https://l-tike.com/eve2022/
■配信チケット
12月28日(水)19時公演
https://live.tv.rakuten.co.jp/content/437300/
■公式HP:
https://worldcode.co.jp/eve2022

関連サイト
舞台『イヴの時間』

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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