思わず笑顔になるパナソニックのパートナーロボット「NICOBO」(ニコボ) 一般発売を発表!本体価格60,500円+月額料金

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(パナソニック)は、パートナーロボット「NICOBO(ニコボ)」を一般販売をする。2023年3月7日よりニコボ購入予約の受付を開始、2023年5月16日からNICOBO公式Webサイトでのみ一般購入が可能になる。


「NICOBO」は2021年2月、クラウドファンディング「Makuake」で支援を募り、320台が約6時間半で完売した。その「NICOBO」、待望の一般販売スタートとなる。ロボットの新しいあり方「弱いロボット」を提唱する豊橋技術科学大学の岡田教授と共同開発をした。

今回の一般販売に合わせて、カラーは3色展開となった。これまでの「ストーングレー」に加えて「スモークネイビー」と「シェルピンク」の2色を追加した。インテリアにも溶け込む色合いでより幅広い層への浸透を図る。本体価格は60,500円で、別途月額料金1,100円(ベーシックプラン)がが必要となる(いずれも税込)。

3色のカラー展開となった


パナソニックは発表に伴い、報道関係者向け発表会を開催し、トークセッションも併催した

開発と商品化を統轄しているパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 NICOBO プロジェクトリーダー 増田 陽一郎氏(左)と、ゲストととして登壇した、ニコボの開発当初より関わってきた豊橋技術科学大学 岡田 美智男 教授




ニコボと安心して暮らしていくためのサポートメニュー

ほかに、ニコボと安心して暮らしていくためのサポートメニューとして、ニコボの健康診断を行う「NICOBOドックサービス」、ニコボのニットを新品に着せ替える「ニット交換サービス」などが「NICOBO CLINIC」から提供される。また入院治療が必要な場合に治療費などNICOBO CLINICのサービスがお得になる「ケアプラン」も準備した。





NICOBO CLINIC

【NICOBO治療サービス】有償サービス
ニコボの調子が悪い時に治療するサービス。NICOBO CLINICに入院して治療する。
治療後、ユーザーの元に元気になったニコボが届けられる。


【NICOBO ドックサービス】価格10,000円(税込)
NICOBO CLINICでニコボの健診をするサービス。
NICOBOを運ぶ専用カートンと送料込みの価格。


【NICOBO ニット交換サービス】価格13,000円(税込)
毛玉やほつれなどニコボとの暮らしの年月で起きるニコボの経年劣化、そのようなニコボのニットを新品に交換するサービス。NICOBOを運ぶ専用カートンと送料込みの価格。


【ケアプラン】
ケアプランは、加入すると治療サービスの治療費用が半額になり、NICOBO ドックサービス、ニット交換サービスもお得になる任意の月額プラン。月額550円(税込)で、ベーシックプランの加入が前提となる。





ニコボとは

ニコボは「心の豊かさ」という価値提供を模索する社員提案のプロジェクトから生まれた「弱いロボット」。寝言も言うし、オナラもするも、同居人のような存在。同社では「人の代わりに作業を行うロボットとは異なり、なにをするわけでもないニコボという存在が、周囲の人の優しさと笑顔を増幅し、今までにないロボットと人との幸せなかかわり方を新たな価値として提案していきます」とし、ニコボの事業化を通じ、「感動と安らぎ」という新しい価値を創出する取り組みを加速したい考えだ。


弱いロボット「ニコボ」のコンセプトの実現には、コミュニケーションに不可欠な音声認識のためのノイズ除去技術やスマホアプリとの情報通信連携など、パナソニックの技術が使われている。


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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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