多品種&多品目のRise UP物流センターへ協働型AMR「ラピュタPA-AMR」15台を納入  導入の3つのポイントとは

クラウドロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクス株式会社は、株式会社Rise UPの物流センター(ロジスティクス千葉第1センター)に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入した。

主にコンタクトレンズの通販や卸を手掛け、常に4万SKUもの品目とロットを保持するRise UPの物流センターでは、WMSとハンディターミナルを使った人力でのマルチカートピッキングを行っていたが、近年では人材確保が難しく、安定的な事業継続の面で大きな課題を抱えていた。

今回、生産性と効率性の向上を目的に15台のラピュタPA-AMR導入し、既存のカートピッキングも稼働させながら、ラピュタPA-AMRと人の協働作業で高いサービスを維持している。

今後も両社は、ラピュタPA-AMRを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んで行くと述べている。





「ラピュタPA-AMR」導入のポイント

AMRの選定においては、実際に国内の現場で導入しながら、現場で生まれた課題を着実に解決し、そこで培われた独自のロジックをAMRの開発に生かしてきた同社の幅広い知見や強みと、既存の現場に導入がしやすい点やピッキング作業をされるスタッフにとって操作が簡単で違和感なく現場に馴染めた点が評価された。なお、今回の導入ポイントは、主に以下の3点となる。


カートピッキングとAMRを使ったピッキングの共存で高いサービスを継続

既存のカートピッキングも稼働させつつ、ラピュタPA-AMRを導入し高い生産性と効率を実現。波動に合わせて、うまく両方のピッキング方法を組み合わせ、より高い効果を創出する。


「Put to Light(誤ピッキング防止アシスト)機能」も採用

ラピュタPA-AMRのトレーに搭載されたLEDが点灯することによりピッキングした商品をどこのコンテナに格納するか指定する機能を採用。ピッキング時のミスを事前に防止し、作業の視認性が大きく向上することから、高い生産性に寄与する。


働きやすい現場の創出

ラピュタPA-AMR導入により、生産性が向上することで、ワークライフバランスや体力的に余裕を持って働ける、より良い職場環境を実現する。


■【動画】株式会社Rise UP PA-AMR導入事例



Rise UPからのコメント

株式会社Rise UP ロジスティクス本部 部長 執行役員 西原 良和 氏

導入してから効果も感じられ、現在は増台も検討する位のピッキング作業のパートナーになっています。
また、AMRのアップデートも定期的に行われ共に現場が進化していると感じています。ラピュタ社と共に成長、進化するという方針の元、日本一働きやすいロジスティクスを目指していきます。

株式会社Rise UP ロジスティクス本部 改善グループ 竹下 佳輝 氏

ラピュタ社のAMRは、現状の運用を止めることなく、また変更することなく導入をすることができたことが導入の決め手となりました。
導入したことにより、生産性の向上はもちろん、作業の単純化ができたことによる作業習得の早期化などの効果も得ることができました。
ピッキング工程にとどまらず、補充や入荷など使用用途の幅を広げていき、現場改善につなげていきたいと考えております。


ラピュタPA-AMR商品詳細URL(公式サイト内):https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-pa-amr/

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ロボスタ編集部

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