ドラえもんカラーの「球体専用シャツ」をまとい、頭上にタケコプターをつけた球体ロボットがどこでもドアから現れる!そのロボットはフワフワと飛びながら、未来の街や不思議な世界を自由に旅する。こんな動画が公開された。公開したのは髙島屋。
ANREALAGEのデザイナー・森永邦彦氏が影響を受けた、漫画家 藤子・F・不二雄氏の考え「すこし・ふしぎ」をデザインのベースにした既成概念を覆すコレクションが、髙島屋のPOP UP SHOPに登場した。期間は2024年9月4日(水)~9月10日(火)まで。
ドラえもんカラーの「球体専用シャツ」も実際に販売され、他にも、太陽光に当たると影が出現する「影ぶんちん」がモチーフのTシャツなど、不思議グッズを発売。
動画ではドラえもんカラーの「球体専用シャツ」をまとった球体ロボットがどこでもドアから現れ、頭上にタケコプターをつけて空を飛ぶ。現代の街並みから時代を超え、22世紀の街並みへと旅を続ける。未来の建造物や空に浮かぶ街、それらはマルチモーダルAIによって生成されたという。実写映像による普遍的な日常と、生成AIによって生み出された22世紀の非日常を行き来する旅の物語・・となっている。
■ドラえもん×ANREALAGE POP UP
森永邦彦氏が新たな技術を駆使して表現した不思議な世界観
日常と非日常を行き来するデザインを発信するANREALAGEのデザイナー・森永邦彦氏が新たな技術を駆使して表現した不思議な世界観。
「すこし・ふしぎ」をデザインのベースにした既成概念を覆す驚きのコレクションが、髙島屋(新宿店、大阪店)のPOP UP SHOPに新登場。「ドラえもんが生まれた22世紀の日常服」をテーマに、反射した光が光源にまっすぐ帰るという特性を利用した再帰性反射素材や、紫外線を当てると色が変わるフォトクロミック素材を用い、「すこし・ふしぎ」を身に纏うことができるアイテムを提案している。
BALL SHIRT(ボールシャツ)
これまでのコレクションにも登場していた、球体に着せる服。ボタンを下まで閉めると球体になるという「BALL SHIRT(ボールシャツ)」がドラえもんカラーになって登場。
太陽光に当たると、影が出現するシャツ
実体がなく、決して捕まえられない〝影〞をその場に留めておける、ドラえもんのひみつ道具「影ぶんちん」がTシャツに。紫外線を当てると色が変わるフォトクロミックの技術によって、太陽光の下に出ると影が濃くなり、室内に入ると5分くらい影が残り、やがて消えていく。
太陽光に当たると、ブルーに変化
ドラえもんが青い理由については諸説ありますが、もともとドラえもんは黄色で、ネズミに耳をかじられたショックで青ざめたというエピソードを森永氏が好きで思いついたアイテム、「青ざめるファーコート」。紫外線を当てると色が変わるフォトクロミック素材を用い、屋内では黄色、屋外に出ると青に変わる。
スポットライトを当てると、模様が浮かびあがるシャツ
真っ白いシャツに、スポットライトを当てると赤・青・黄・白のドラえもんカラーの水玉と、鈴が浮かび上がる。再帰性反射素材を用い、反射した光が光源にまっすぐ帰るという特性を利用しているので、光源の近くに目を置くと最も鮮やかに見える。ドラえもんのひみつ道具「きせかえカメラ」のように、スマートフォンのライトをシャツに当てると「すこし・ふしぎ」が楽しめる。
ANREALAGE デザイナー 森永邦彦氏/コメント
森永邦彦氏
ドラえもんが生まれた22世紀の日常服を想像しながら、コレクションをつくりました。「SF」は科学的空想を扱ったサイエンスフィクションではなく、「Sukoshi Fushigi(すこし・ふしぎ)」のことであると、藤子・F・不二雄さんの作品から知りました。ファッションは、日常の延長にあると思うので、非現実的なサイエンスフィクションではなく〝すこし・ふしぎ〟であることが重要だと思います。日常の延長にある服が実は全然違う考え方で、違った素材や技術を用いて作られている。時間・重力・光、これらをキーワードとして、服の中にほんのすこしの非日常を込めました。〝すこし・ふしぎ〟を纏うことができるコレクションをお楽しみください。