キャスターとオルツの合弁会社であるLUVOは2024年10月15日よりAI社員派遣およびAIオリジナルキャラクター制作サービスの提供を開始すると発表した。
LUVO提供サービス
1:AI社員派遣サービス
AIへの企業や組織によるアウトソーシングニーズの高まりをうけ、ニーズに応じた業務訓練を施したAI社員の派遣サービスを開始する。
具体的には、オルツの「P.A.I.」技術に加え、米LangGenius, Inc.が開発したオープンソースのLLMアプリ開発プラットフォームである「Dify」をはじめとする最新の生成AI構築サービスを活用してワークフローを作成し、クライアントニーズに応じた最適なAIアシスタントやAIエージェントを作成し提供する。
特徴:
・GPTをはじめとする各種の生成AIに対応しており、複数を組み合わせる事も可能
・幅広い業務に対応可能であり、従来の生成AIでは完結が難しかった領域にも、継続的な調整を加えることで対応
・人間と継続的な協調を前提としており、AI社員を作成・稼働して完了ではなく、LUVO、キャスターの対応チームが協働していく事で、より業務に適した高い親和性を提供
対応業務例:
・カスタマーサポート
・データー分析、加工
・コンテンツ作成
など
2:AIオリジナルキャラクター制作サービス
オルツが独自開発した「P.A.I.」技術を用いて、クライアントのニーズに合わせたオリジナルのAIキャラクターを制作する。ビジネスシーンやエンターテインメント、教育など幅広い分野で活用することができる。
特徴:
・テキストや音声などのマルチコミュニケーションに対応
・高度なパーソナリティを構築可能であり、ブランドの個性を際立たせ、ユーザーとの深い感情的つながりを構築
・AI社員作成のノウハウを転用し、従来よりも相対的に高度なオペレーションにも段階的に対応可能
活用例:
・オリジナルキャラクターによるシーズナルにアップデートされる接客サービスの提供
・クライアント企業を擬似化したキャラクターによるカスタマーサポート
など
上記サービスを皮切りに、社会へAI技術を実装する事業を展開するとしている。
LUVOが目指す未来
労働人口の減少が進む中、2040年には1,100万人もの労働力が不足すると予測されている。
深刻な人手不足を解消し、新たな成長を実現するためには業務プロセスを根本から変革しなければならない。そのためには、AIの活用が未来を切り拓く鍵となる。しかし、どれほど高度なAI技術があったとしても、それだけで誰もが簡単に使えるわけではなく、AIを社会に浸透させ効果的に活用するためには、初期段階で人間の手によるサポートが必要である。
LUVOは、AIクローン技術でつくり出すパーソナルAIの開発および実用化を行うオルツと、豊富なリモート人材を活用したBPaaS(ビジネス・プロセス・アズ・ア・サービス)を提供するキャスターとのシナジーを活かして設立された。
オルツが開発した最先端のAI技術「P.A.I.」(パーソナル人工知能)を求める多くのクライアントに対して、LUVOがフロント機能を担い、AI技術の実装を推進し、生産性向上や創造性の拡大を目指す。そして、世界中の人々を非生産的な労働から解放し、仕事に情熱を持つ人も、そうでない人も、今まで想像し得なかったレベルで生産性を高められる社会を築くとしている。