ドコモとNTTコムが石川県能登で空飛ぶ基地局「HAPS」を活用する「能登HAPSパートナープログラム」始動 パートナー募集

ドコモとNTT Comは、2025年3月3日から「能登HAPSパートナープログラム」を始動し、パートナー企業の募集を開始した。このプログラムは、石川県能登をフィールドに空飛ぶ基地局「HAPS」を活用したソリューションや様々なユースケースの創出をめざすものとしている。


能登HAPSパートナープログラムとは

「HAPS」は、成層圏を飛行する無人航空機(UAV)を介して、スマートフォンなどモバイル機器で4G LTEや5G通信を可能とする通信プラットフォームのこと。

「能登HAPSパートナープログラム」は、ドコモとNTT Comが、参画する企業や自治体、学術機関などとともに、HAPSの特徴である「スマホやIoT機器との直接通信・高速大容量・低遅延」を活かしたビジネスモデルやソリューションの検討、実証実験を行うもの。2028年度以降に予定している石川県でのHAPS商用飛行時に検討したソリューションを実装し、通信の更なる強靭化や産業振興に貢献するとしている。

能登HAPSパートナープログラム全体像

なお、本プログラムは、2024年11月26日に石川県と締結した包括連携協定における取り組みの一環である。

「能登HAPSパートナープログラム」概要

NTTドコモグループは、石川県との災害からの復興・地域活性のための包括的連携協定を通じて、ドコモショップによるデジタル防災教室の開催や、ドコモショップへのStarlink配備など、地域の防災力の強化を図ってきた。また、ドコモグループでは、のべ400名以上のボランティア派遣や、社内で石川県名産品を購入する応援消費キャンペーンを実施するなど、被災地域の復旧・復興、石川県内の地域活性化に取り組んできた。

今後、多くの企業・自治体や学術機関などに本プログラムに参加してもらい、HAPSの「スマホやIoT機器との直接通信・高速大容量・低遅延」という特徴や、NTNソリューションを活かした通信の強靭化・産業振興を推進することで「地域と人によりそう復興」を実現し、石川県のさらなる発展に貢献する。

目的 HAPSの特徴である「スマホやIoT機器との直接通信・高速大容量・低遅延」を活かしたビジネスモデルやソリューションの検討、実証実験を行い、2028年度以降に予定している石川県でのHAPS商用飛行時に、検討したソリューションを実装し、通信強靭化や産業振興に貢献することを目的としている。
提供開始日 2025年3月3日
応募方法 応募サイトより申し込み
応募サイト:https://www.docomo.ne.jp/area/nwpr/ntn/
プログラム内容(予定) ・HAPSなどNTNに関する最新技術のリサーチや展開
・HAPSなどNTNのユースケース検討に向けた勉強会の開催
・HAPS実証実験の見学会開催
・HAPSなどNTNを活用したソリューションのアイデアコンテスト開催
・ワークショップや講演会の開催、展示会への共同出展
・産官学連携やマッチングの場の機会創出
参加予定企業および団体(50音順、2025年2月28日 時点) ・株式会社EARTHBRAIN
・エクシオグループ株式会社
・国立大学法人金沢大学 学術メディア創成センター
・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 Network Media プロジェクト
・国際航業株式会社
・コマツ
・一般社団法人 情報支援レスキュー隊
・大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所
・株式会社白山
・国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
・株式会社ミライト・ワン
企業名・団体名の公表に同意いただいた企業・団体のみ掲載
ドコモとNTT Comの役割 ドコモ
・HAPS、その他NTN※3サービスのネットワーク提供
・プログラム企画

NTT Com
・プログラム企画・運営

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ロボスタ編集部

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