中国・北京のロボットハードウェア系スタートアップ企業「ROOBO」が、資金調達を行ったことを明らかにした。
注目すべきはその調達額だ。1億ドル、日本円でおよそ100億円もの大金を調達しているのだ。ロボットハードウェア系のスタートアップ企業は調達額が億単位になることは珍しくないが、それにしても桁違いの調達金額だ。
ROOBOのプロダクト
プロダクトとしてはAI搭載ロボットの「pudding(プディング)」や、ペットロボット「Domgy(ドムジー)」などをコンシューマー向けのロボットを中心に、ドローン、VRヘッドセット、骨伝導ヘッドフォンなどもラインナップしている。
DomgyはペットロボットとしてだけではなくIoTやソーシャルとの連携を重視した拡張性を持つ。レッド・ドット賞2016も受賞した。
デモ動画を見る限り完成度も高くいつ市販されてもおかしくない仕上がりだ。
Puddingは教育用ロボットとして設計されており、子供とやりとりをしながら言葉を覚えさせたり、冗談を言ったりする。
調達先と資金用途
今回のラウンドは、中国で上場しているソフトウェア会社iFlyTekがリードとなっており、他の投資家もいるがその名前は明らかにされていない。
また今回出資だけでなくiFlyTekの持つインテリジェント音声認識を利用する戦略的パートナーシップを締結したことが明らかとなった。
ROOBOは現時点で既に世界7カ国にオフィスを持ち、従業員人数は300人もいる。
中国のソフトとハードの組み合わせに、潤沢な資金、スタッフ。今後のROOBOの展開は目が離せない。
調達額すげぇ!!! 中国にはいろいろなロボットベンチャーはあるけど、ROOBOは頭一つ抜けた感じがあるなぁ。
ROOBO Official Website
e27.co / Chinese home service robot startup ROOBO raises US$100M to grow speech tech



