今回はトルコ共和国のロボットメーカー、AKINSOFT Roboticsの手がけたロボットを紹介したい。
AKINSOFT Robotics

AKINSOFT Roboticsの親会社はトルコのソフトウェア開発会社AKINSOFT(1995年設立)であり、そのロボット部門として分社化したもの。公式サイトで紹介されていたオフィスビルを見る限りかなり大規模なロボットメーカーだ。2011年にロボットの開発を始め、現在に至っている。
ヒューマノイドとして人間サイズのロボットをリリースしている。これらのロボットはチップを除いて全てトルコで内製されているという。
既にロボットに服を着せて活用しているのが驚きだ。
以下、AKINSOFT Roboticsの手がけたコミュニケーションロボットを紹介していく。
AKINCI-1: AKINSOFT HUMANOID ROBOT
これが同社初のヒューマノイドロボットプロジェクト。身長145cm、重さ42kg。言語はトルコ語のみに対応。自由度は23ある本格的なロボットだ。

AKINCI-2: AKINSOFT HUMANOID ROBOT
2号機がAKINCI-2。身長160cm、重さ65kgと大型化されている。最初のAKINCI-1は電源ケーブルが必要だったが、稼働1時間のモバイルバッテリーを搭載したことで大型化している。自由度は46と大幅に増えている。人の検知だけでなく、物体の検知も可能になった。もちろん見た目通り2足歩行ロボットになっている。

AKINOID-3 (AKINCI-3)
続いて現在開発中なのがこのモデル。身長160cm、重さ85kg。バッテリー持続時間は2時間に増加、自由度も53でさらに増加した。音声認識、会話エンジン、センサーなども大幅に強化され、近々正式に発表予定という。

Waitress Robot ADA
ロボスタ的に気になるロボットがこちらの「ウェイトレスロボットADA」。身長150cm、重さ36kg。二足歩行ではなく、車輪で動くシステムだ。これによりバッテリーは22時間持つようになった。見た目も、ウェイトレスをイメージしたものになっており、コミュニケーション機能も飲食店でのオーダー受付、テーブルまで食事を運ぶことも可能になっている。

ROBOT HOSTES ADA
続いて、前述のADAのセカンドモデルとなる「ROBOT HOSTES ADA」。身長150cm、重さ40kg。3つのコムにホイールで動く部分は変わらない。移動は秒速20cm。バッテリーは24時間持つようにアップグレードされた。見た目の造形も顔がより立体的になるなど改善されている。現在プロトタイプの状態だが、今後、空港、バスステーション、ショッピングモールなどでサービス提供する予定という。

ADAシリーズはなんとなくPepperのスタイルに似てますね。細部はぜんぜん違いますけど・・・。
AKINSOFT Robotics







