Surenaとは?
イラン・イスラム共和国でもヒューマノイド・ロボットが開発されています。今回紹介するロボットの名前は「Surena」。イラン高原東北部に興ったアルサケス朝パルティアの貴族(Parthian General Surena)、スレナス(スレーナ)にちなんで命名されたロボットです。

Surenaはシリーズ化されており、徐々にスマートになってきていることがわかります。

オフィシャルサイトで開発の様子も公開されています。ロボット開発の様子は国を問わず似たような風景ですね。
Surenaのロボット達
Surenaシリーズは現在4種類のロボットが発表されています。以下1台ずつ見ていきましょう。
Surena I

2008年、テヘラン大学と先端車両センター(CAV)が開発したヒューマノイドの初号機。身長165cm、60kgという人形サイズ。事前に登録されたペルシャ語を発話可能で、移動は遠隔操作や登録されたとおりの経路に沿って動けるという仕様です。
Surena II

2010年、先端車両センター(CAV)により、2号機が作られました。身長は145cmと少し小型化されました。自由度は22あり、歩行が可能で、いくつかのシナリオを実行可能という仕様でした。
どことなく、ホンダのASIMOに似たデザインに感じるのは僕だけでしょうか。
Surena III

2015年にテヘラン大学により3号機が作られました。身長は190cmと大型化され、自由度は31に大きく増加しました。また操縦性、スピード、知性が向上しているそうです。見た目もかなり今風に進化していることもわかります。
Surena Mini

2017年、テレラン大学中心に新たなSurenaが作られました。身長25cmまで小型化したもので、商用化を視野に入れて開発されています。教育や自閉症患者のケアに使われることを想定しているそうです。プロトタイプと公式サイトの画像はかなり異なりますが、開発中なんでしょうね。
僕はこう思った:
イランのロボットは思ったよりイランっぽさを感じませんでしたね。イランに限らず各国それぞれ独自のセンスでロボットが作られています。今後も世界のロボットたちを紹介して行きます。お楽しみに!






