米国の市場分析会社Strategy Analyticsが2018年、全世界のスマートフォンに搭載されるバーチャルアシスタントについてのレポートをまとめた。ここで対象となるアシスタントは、Apple iPhoneのSiri、Google AndroidのGoogle Assistant、Samsung GalaxyのBixbyなど、音声で制御できるAIアシスタントだ(仮想アシスタント、音声アシスタント、AIアシスタントとも呼ばれる)。
今回はこのレポートの一部を紹介したい。
2018年での世界スマートフォンにおけるバーチャルアシスタント普及率は、Googleが51%とトップ、ついでApple 31%、Baidu 17%、Samsung 10%と続く。上記以外の「その他」が占める割合はたったの0.1%なのだという。なおAndroidの世界シェアは約85%だが、Google Assistant非搭載モデルが一定数存在するため、普及率は51%となっている。また、その他の0.1%にはAmazon Alexaなどが含まれている。Alexaはスマートスピーカーでのシェアの高さとは対照的に、モバイル領域ではまだ低いシェアにとどまっている。
当面Googleがリードしていく状況が続くようだ。一方、Baidu DuerOSが急増しており数年以内に2番手のAppleを抜くとレポートでは予想している。
全体では2019年の時点で世界のスマートフォン上のバーチャルアシスタントは50%以上の普及率に、さらに2023年には90%の普及率になるという。
レポートの詳細は以下のリンクから。
Strategy Analytics / Smartphones: Global Artificial Intelligence Technologies Forecast: 2010 to 2023
ロボスタ / Google Assistant