自宅のAlexaから食料品を注文、受け取りは店舗の駐車場で。米Amazonが食料品スーパー大手のホールフーズでサービス開始

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2018年8月8日、AmazonがWholeFoodsの食料品をAmazon EchoなどのAlexa搭載デバイス、もしくはスマートフォンのPrime Nowアプリから注文すると、店舗の駐車場のピックアップスポットで注文品を受け取れるサービスを開始した。
このサービスを使えば、ユーザーは店内を移動したり、カートに物を入れる必要がなくなる。そして、指定した時間に駐車場に向かうと、到着次第に商品を受け取れる仕組みだ。ユーザーは車から降りずに、お店のスタッフがトランクに商品を積み込んでくれるという。
このようなサービスはカーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)と呼ばれ、米国で広がってきたことから、Amazonおよび傘下のWholeFoodsも追従したということだろう。


Alexa経由で買い物する際のコマンド例は以下の通り。

Alexa, add eggs to my Whole Foods cart.
 卵をWholeFoodsのカートに入れて
Alexa, checkout my Whole Foods cart.
 WholeFoodsの会計を精算して)

精算時に「ピックアップ」オプションを指定することで駐車場受け取りとなる。
なお35ドル以上の買い物で1時間後の受け取りが無料、30分後の受け取りを指定すると4.99ドルの手数料が必要なサービスになっている。
このサービスは、通常のPrime Nowの最短1時間で自宅まで届ける食料品配送サービスを補完する位置付けだ。配送よりも安くて早いという選択肢となっている。
現在このサービスが使えるエリアは、カリフォルニア州サクラメント、バージニア州 バージニアビーチの2都市。2018年中にさらに対象都市は拡大するという。


Source:Amazon

《中橋 義博》

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中橋 義博

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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