イギリスの日用生活品を取り扱う大手カタログ通販会社Argos(アルゴス)がGoogle Assistant経由での音声ショッピングに対応した。英国では初の取り組みだという。
基本的にArgosのカタログ、またはArgosのWebサイトで欲しいものを見つけた上で、オーダーを音声でできるというものだ。Argosは何百万ものカタログを英国家庭に配布しているからこそできるビジネスモデルだろう。使い方は簡単で、「OK Google, talk to Argos」で起動し、その後欲しいものを伝えて最寄り店舗での在庫や価格を確認した上で予約できるというもの。支払いと受け取りはArgosの店舗でおこなうスタイルだ。
なおこのArgosの音声ショッピングはGoogle Homeはもちろん、Google Assistant搭載サードパーティーデバイス、またはスマートフォンのアプリからでも利用できる。
2018年8月、米メディア「The Information」が音声ショッピングはスマートスピーカーオーナーの2%しか利用していないと報じているなど、音声コマースの期待と現実のギャップが話題になっているのは記憶に新しいところではある。
Argosのジョン・ロジャースCEOは今回の件について、「このサービスで売上を倍増させることを期待しているのではなく、まず人々にいろいろと試してもらいたい。私たちはなんでもテストするというアプローチをとっている。」とコメントしている。



