FBのスマートデバイス「Facebook Portal」 開封の儀! Alexaと独自AIアシスタントを搭載

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Facebookが2018年10月9日に発表した新デバイス「Portal」がアメリカで出荷が開始されました。ロボスタ編集部でも早速1台入手したのでご紹介します。


Facebook Portalとは?


Portalは10.1インチディスプレイを搭載してFacebook上の友達と簡単にやりとりすることにフォーカスしたスマートデバイスです。AI音声アシスタントとしてFacebook独自のアシスタントの他、Amazon Alexaを搭載しているため、「Hey, Portal」でも「Alexa」でも反応します。Alexaが搭載されているので、スマートホームデバイスの制御なども可能です。Portalの特徴として、顔を追跡してフレーム内に収めるスマートカメラ機能、雑音を消すスマートサウンド機能、AR効果を使ったビデオ通話などがあります。
価格は通常199ドル、現在149ドルで販売中です。


開封の儀

まずはパッケージを開封していきます。


同じディスプレイサイズを持つAmazon Echo Show (第2世代)のパッケージを後ろに置いてみたところ、それより一回り大きなサイズです。


開封してみると、本体、ACアダプタ、簡単な説明書となっていました。パッケージの小箱に書かれている「いいね!」のマークは、いいですね!


本体チェック

続いて、本体をチェックしていきます。


ホワイトとブラックの2色展開です。ロボスタで選んだのはブラック。本体上部のカメラはとても存在感があります。12MP、8倍ズーム、140度の広角レンズです。マイクは合計4マイクアレイを内蔵して360度方向からの聞き取りに対応。ディスプレイは解像度720P、1200×800 WXGA、10.1インチと存在感のあるディスプレイサイズです。フロント下部はメッシュ状でスピーカーとなっています。スピーカーは10W、2つフルレンジドライバーを内蔵。


背面にPortalのロゴ。すっきりした見た目です。また下部がでっぱっており置いた時に安定感があります。


これはカメラカバーと呼ぶパーツです。


カメラカバーを本体のカメラ部分にセットすることで、物理的に撮影できなくすることも可能です。物理的に撮影をできなくするので、置いておいても安心ですね。ただし、このカメラカバーを普段どこに置いておくべきかという問題があります。なくしてしまいそうですよね・・・。
セキュリティについて補足しておくと、Portalのデバイス内で音声や映像のAI認識が行われ、ウェイクワード「Hey Portal」の発話以降のみサーバーに送られる仕組みとなっています。また通話内容も暗号化されて、Facebookは見ることもできないし、保存もされない仕組みとなっています。


上面にはスイッチが見えます。ボリュームボタンとマイク・カメラON/OFFスイッチとなっています。


ACアダプタと専用ケーブル。


本体の裏に差し込んで接続します。


他モデルとの比較

他のデバイスと並べて比較してみます。


奥が同じディスプレイサイズを持つAmazon Echo Show (第2世代)、手前がFacebook Portal。画面の下にスピーカー部分があるFacebook Portalのほうが正面から見ると大きく見えます。


横から見ると、デザインは大きく異なります。サイズはPortalは幅9.84 x 高さ8.20 x 奥行き3.68インチ。Echo Showは幅8.7 x 高さ6.90 x 奥行き4.20インチ。Portalは幅も高さもありますが、奥行きのみ狭い筐体です。


背面から見るとEcho Showは後方に向かって絞り込まれたデザインですが、Portalに比べるとかなり小さく見えます。
カメラ性能の差もデバイスの性質上かなり違っています。Echo Showの5MPに対して、Poetalは12MPかつ広角となっています。一方、スピーカー性能はEcho Showの10W x2に対してPortalは10Wと倍の違いがあります。


まとめ

Facebookでビデオチャットを頻繁に使う人には良さそうなデバイスではあります。セキュリティ面で配慮はされていますが、高性能なカメラが家の中にあるのは不気味という人にはそもそもおすすめできません。
電波法の関係で日本では使えないのですが、いずれ日本語対応などがあるのか引き続き注目していきたいと思います。
なお、FacebookはこのPortal以外にもEcho ShowやGoogleのスマートディスプレイ向けのビデオチャットスキルをリリースしていけばいいのにとも思いました。

Source:facebook / Portal

《中橋 義博》

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中橋 義博

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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