WHILLが近距離モビリティの新製品「WHILL Model C2」発表 乗り心地と操作性が向上 シニア層の外出頻度アップに貢献したい

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WHILL株式会社はパーソナルモビリティ「WHILL Model C」ユーザーの声を反映し、走行性能やユーザビリティをさらに向上させた近距離モビリティ「WHILL Model C2」(ウィル モデル シーツー)の予約販売を2020年9月21日(敬老の日)より開始することを発表した。販売価格は473,000円(税抜)。

乗り心地と操作性が向上した「WHILL Model C2」

WHILL Model C2は乗り心地向上のために、衝撃を吸収しやすいリアサスペンションを新たに採用し、段差や悪路でもさらに滑らかな走行を可能とした。コントローラーとスイッチは片側に集約し、従来よりも軽い力で操作することができる。


同製品は、シニア層の使用を主に想定して開発(画像はYouTubeから引用)


衝撃を吸収しやすいリアサスペンション

また、アームの回転中心を従来の「WHILL Model C」よりも後方にしたことで、乗り降り時のシートへのアクセスを向上。ベッドや椅子など、真横から移乗する際によりスムーズに移乗できる。



(画像はYouTubeから引用)


分解して車に載せることも可能(画像はYouTubeから引用)


走行距離が16kmから18kmに改善(最高速度、段差乗越、登坂力、最小回転半径はWHILL Model Cと同じ、画像はYouTubeから引用)

近距離モビリティ「WHILL Model C2」は敬老の日である2020年9月21日より予約販売開始するとともに、同月、中国でも発売開始し、順次、他の地域にも展開していく。2020年11月からは直販体制も整え、試乗サービスや運転アドバイス付きの購入サービスを電話やWEBなどで全国から申し込めるようになる予定。また、盗難や破損の際の本体補償を追加したほか、既存の保険サービス「WHILLSmart Care」の内容も拡充したという。

新型コロナウイルスの影響によりシニア層の外出頻度が減少

新型コロナウイルスの影響によって、シニア層の外出頻度の減少や人との関わり合いが減少することにより、シニア層の認知症の進行や生活不活発病の発症が懸念されている。WHILL社による調査(2020年8月3日~2020年8月6日に実施)ではシニア層の約7割で緊急事態宣言後に「社会参加機会」が減少していることが判明。特に、歩きづらさを感じているシニアは、その傾向が顕著に現れた。


WHILL社調べ


WHILL社調べ

日頃の移動手段も、徒歩や自転車などには大きな変化が見られないものの、バスや電車の利用は大きく減少したことから新型コロナの感染拡大により、公共交通機関の利用を控え、行動範囲が縮小していることが読み取れる。


WHILL社調べ


WHILL社調べ


WHILL社調べ

通常、福祉用具は、介護保険の適用を受けた上で、介護系の流通事業者を通じて借りることが一般的だが、歩行困難を抱える高齢者は日本だけでも1,000万人と言われており、介護保険利用者の数を大きく上回る。
WHILLはさまざまな販路を拡大することで、介護保険を利用しない人にもWHILL製品を気軽に利用してもらい高齢者の外出をサポートすることによって、買い物、通院など自立度の向上、地域、コニュニティなど社会との接点の増加など、健康面の維持だけではなく、シニア層のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献したいと考えている。
WHILL 株式会社 代表取締役兼 CEO の杉江 理氏は次のように述べている。
「ウィズコロナ時代、移動には大きな変革の波が来ています。これまでは、公共交通機関による移動が主だった場所でも、コロナの影響で、自転車やバイク、キックボードなどのモビリティに置き換わられる場合が増えてきました。これからの人の移動は、いわば、大動脈的な移動から、毛細血管的な移動にシフトしていきます。そのような中、WHILL は、自家用車や他のマイクロモビリティが使えないシニア層のための「近距離モビリティ」として、多くの方々のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献したいと考えています」

【調査概要】
調査方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の65歳以上の男女および、歩きづらさを感じている親を持つ30代~50代の男女を対象に実施
有効回答数
1.65歳以上男女600名(平均年齢74.2歳)
うち歩きづらさを感じている方300名:男性236名、女性64名、歩きづらさを感じていない方300名:男性247名、女性53名

2.歩きづらさを感じている親を持つ30代~50代男女300名(平均44.9歳、男性149名、女性151名)
調査実施日:2020年8月3日(月)~2020年8月6日(木)

詳細
https://whill.inc/jp/news/28585


「WHILL Model C2」の主な改善ポイント

1.新たなリアサスペンションで、段差や悪路でもさらに滑らかな走行が可能。
乗り心地向上のために、衝撃を吸収しやすいリアサスペンションを新たに採用し、さらに滑らかな走行が可能となった。段差の乗り降りやでこぼこした道でも、シートや体への衝撃を吸収し、快適に走行する。
2.コントローラー/スイッチを改善、片手で操作でき、力の弱いシニアでもより操作しやすく
コントローラーとスイッチを片側に集約し、操作時に軽い力で操作が出来るようになった。高齢で力の弱いなどでも、従来よりも容易に操作できる。また、コントローラーは左右どちらにも付け替えが可能。


3.走行距離を16kmから18kmに改善
バッテリーがさらに長持ちになり、連続走行距離はModel Cから2km増え18kmとなった。
4.リュックをかけた状態でもライトが見えやすく、夜道でも安心して走行
テールライトをアーム後端に設定したことで、リュックをかけた状態でもライトが見やすくなった。夜道でもより安心して走行できる。


5.アームの跳ね上げ性能改善で、乗り込みやすく
アームの回転中心を従来の「WHILL Model C」よりも後方にしたことで、乗り降り時のシートへのアクセスを向上。ベッドや椅子など、真横から移乗する際によりスムーズに移乗することが可能になった。


製品概要
名称WHILL Model C2(ウィル モデル シーツー)
走行距離18km
最高速度6km/h
充電時間5時間
段差乗り越え5cm
登坂能力10度
フロントタイヤオムニホイール
リアタイヤノンパンクタイヤ
アーム跳ね上げ式
最小回転半径760mm
最大荷重115kg
サイズ(幅✕長さ✕高さ)D554✕W985✕H745~945mm
バッテリーリチウムイオン
最大荷重115kg
バッテリー115kg(25.3V 10.6Ah)
重さ約 52kg
使用環境−15℃~40℃
販売価格473,000 円(税抜)
介護保険レンタル約 2,700 円/月
《山田 航也》

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山田 航也

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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