ロボットとの“ちょっと先の未来”を体験! 家族連れやカップルでにぎわう「ちょもろー2025」竹芝で開催 ともだちロボットが人気

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2025年11月2日と3日の2日間にわたり、「ちょっと先のおもしろい未来(ちょもろー)」が東京・竹芝で開催された。

先進的なテクノロジーや、少し先の未来の社会・生活、新しい取り組みやポップカルチャーを体験できるイベントで、大人も子どもも楽しめる内容となっている。

多様な世界、多彩な五感、個の拡張、環境の調整、社会の創造の5つのエリアにて体験型コンテンツを提供する「みんなの脳世界」
「超人スポーツプロジェクト」や「e-Sports」も大人気

ちょもろーの初開催は2021年で、今年で5回目の開催。昨年10月の開催では150のコンテンツが集まり、延べ3万人近くが参加した。

分身ロボットを通して、パイロット(東北から)との会話体験
VRで、赤ちゃんの寝かしつけ体験
来場者の表情を読み取り、キャラクターの顔の表情も合わせて変化

家族連れには「ともだちロボットプロジェクト」が人気

イベントの最大の見どころのひとつが、「ともだちロボットプロジェクト」による「ともだちロボットワールド」だ。ロボットが“ともだち”として人間の生活に溶け込む可能性を探り、そのアイデアを国内外に発信する取り組み。

会場では、aiboやRoBoHoN、Romiなどのパートナーロボットを体験できた。

身長121cmのPepperは子どもたちに大人気で、「生成AI」や「顔認識」などの最新技術を活用したアプリケーションを使い、一緒にゲームを楽しむコーナーも用意されていた。
Pepper公式サイト(ソフトバンクロボティクス)

多彩なロボットたちがステージやフォトスポットに登場

毎年恒例となっている「THE★ROBOTS」によるダンスショーも実施。メーカーやサイズの異なるロボットたちが連携してダンスする様子を、家族連れやカップルが楽しんだ。

エンタテインメントロボット「aibo」、人型ロボット「PALRO」、人型ロボット「Pepper」、ファミリーロボット「BOCCO emo」、モバイル型ロボット「RoBoHoN」、会話AIロボット「Romi」などが集まり、息の合ったダンスを披露した。

また、「ロボフォトスポット」では各メーカーが工夫を凝らした撮影ブースを設置。来場者は自分のロボットを連れてきて、交流や記念撮影を楽しんだ。

会話ロボットや拍手ロボットも登場

「Romiとのおしゃべり体験コーナー」では、生成AIに対応した会話AIロボット「Romi」と自由に会話できるスペースが用意されていた。

日常のちょっとした話題から雑学まで、子どもたちはRomiの豊かな会話力に触れ、ロボットとおしゃべりする楽しさを体験していた。

さらに、拍手ロボット「ビッグクラッピー」も登場。来場者が近づくとセンサーで反応し、やわらかい手で“パチパチ”と拍手してお出迎え。会場を楽しい雰囲気で包んだ。

シャープのブースは、ミニチュアサイズのRoBoHoNたちが並び、オーナーが連れてきたロボットと一緒に撮影できるフォトスポットがあった。

ロボットの操作体験も

ソフトバンクとアスラテックの「ロボット操作体験から 未来を考えよう!」コーナーでは、2種類のロボット(Cuboid、RICE) の操作体験にチャレンジ。ロボットを実際に動かす体験を通じて、身近な生活や社会でのロボットの役割を楽しく学べる内容となっていた。

また、操作体験の前に、Pepperが「ワークショップの流れやロボットが活躍する未来」について説明した。

「あるくメカトロウィーゴでロボットプログラミング体験」(株式会社リビングロボット)では、世界最小クラスの二足歩行ロボット「あるくメカトロ ウィーゴ」をプログラミングで動かす操作体験。

言語は多くの小中学校プログラミング 授業で採用されている「Scratch」(スクラッチ)。モーションブロックを繋げてタップすると、メカトロウィーゴが歩いたり、ダンスしたり、でんぐり返ししたり。

ほかにも未来を感じる体験展示が多数

他にも「まるでアイスクリームのようなスライムを作る体験」や「ちょっと先の宇宙のしごと、「隕石ハンター」 と 「衛星ビルダー」になろう!」など、子供たちがワクワクする体験コーナーも多数、出展されて人気を集めていた。

まるでアイスクリームのようなスライムを作る体験「スライムアイスファクトリー」

千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC) x plAnthro 株式会社は「ちょっと先の宇宙のしごと「隕石ハンター」 と 「衛星ビルダー」になろう!」を出展(こんなに小さな人工衛星があることも知ることができた: 下の写真の赤丸)。

参加者は手を動かしながら宇宙を感じる2つのミッションに挑戦。ひとつは、本物の隕石を見て触ったり、顕微鏡で観察し、地球の石との違いを見つける実験。もうひとつは、人工衛星のしくみや役割を学びながら、実物大の人工衛星のペーパークラフトを組み立てて、自分の手で小型衛星を「ビルド」してみる体験。

研究者が行う観察や設計のプロセスを楽しく追体験しながら、ちょっと先の未来の“宇宙のしごと”にふれ、 科学への好奇心を広げる試み。

NTTドコモ、KMD(KEIO MEDIA DESIGN)、名古屋工業大学などが、離れた場所にいる人と触覚を共有することができる「フィールテック」を体験展示。

人間の細胞と神経が担うセンサーと同じ感覚を機械的なセンサーで感知し、デジタルデータに変換、それをネットワーク上で伝送して、届けた先で再現。会場では座布団(お尻)、両手の振動と映像がリンク、耳(音響)も合わせて、フィールテックの可能性を体験。

分身ロボットカフェ(分身ロボットカフェDAWN ver.β)のちょもろー版も展示。分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を遠隔操作する接客パイロットとの会話体験。

この日のパイロットは東北からアクセス。最近、多く耳にする熊騒動について楽しい会話を交わすことができた。

《神崎 洋治》

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神崎 洋治

神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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