協働ロボット技術の革新企業であるHuayan Roboticsは、2025年11月19日(水)から22日(土)まで、タイのバンコク国際貿易展示場(BITEC)で開催される東南アジア最大級の金属加工・工作機械展示会「METALEX 2025」に出展することを発表した。
同社はブース(ホール98、AK07)にて、高速搬送、インテリジェント溶接、フレキシブルなドラッグティーチングに関する最新のソリューションを展示する。今回の出展は、効率的で精密な産業オートメーションに対する同社の継続的な取り組みを反映するものとなる。
高速化と柔軟性を両立した新モデル
展示の目玉の一つは、アップグレードされた「E05 High-Speed Collaborative Robot」である。このモデルは、自動化された部品の搬送(ローディング・アンローディング)作業をより高速かつ円滑に行うために設計された。モーターと制御アルゴリズムに大幅な改良が加えられており、従来モデルと比較して動作速度が最大50%向上。これにより、生産ラインにおけるスループットの大幅な向上が期待できる。
また、同社の強みである力覚制御技術を体現したモデルとして「E05-Pro」も紹介される。アーム先端に力覚センサーを内蔵しており、わずか5ニュートンという低い抗力でロボットアームを直接手で動かし、操作を教え込む「ドラッグティーチング」が可能だ。この直感的な操作性は、溶接や塗装、組立といった複雑な作業において、卓越した柔軟性と使いやすさを提供する。
高度な自動溶接で製造業を支援
Huayan Roboticsは、中国市場有数の協働溶接ロボットプロバイダーとしても知られており、本展示会では先進的な自動溶接ソリューション「E10-Pro」を披露する。
このシステムは、高精度、広い可動範囲、そしてインテリジェントな制御を特徴としている。すでに造船、鉄骨加工、橋梁工学、ハードウェア製造といった多様な分野で広く導入されており、溶接品質の安定化と生産効率の向上に大きく貢献している実績を持つ。
Huayan Roboticsについて
Huayan Roboticsのグローバルマーケット担当副社長であるKe Miao氏は、「産業オートメーションが進化し続けるグローバル市場に対し、インテリジェントで信頼性が高く、使いやすいロボットソリューションを提供することに引き続き注力していく」と述べている。
同社は世界40以上の国と地域でパートナーから信頼を得ており、最先端技術とユーザー中心の設計を融合させることで、世界中の製造業の効率化、柔軟性の向上、業務の合理化を支援することを目指すとしている。