丸文は、教育市場への本格参入を見据え、八王子市を拠点とするプログラミング教室 テラコミ(運営:FreeStyle)で、AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」を活用したプログラミング体験会を実施した。
本取り組みは教育市場参入の第一歩に位置づけられ、実施時間は1時間ながら、参加した生徒および保護者の満足度は100%だった。
体験会の狙いと背景
小学校でのプログラミング教育必修化を受け、論理的思考や創造性を育むロボット教材の需要が高まる一方、多人数授業での運用効率や継続活用の工夫が課題だった。
丸文は、生成AIを活用した会話能力と高いカスタマイズ性を持つKebbi Airを用い、地域密着型のテラコミの協力のもとで実証と体験を行った。
プログラムの内容
テーマは実社会を意識した「社会課題解決」。ビジュアルプログラミングツール「Roflow(ローフロー)」を使い、以下の内容を実施した。
ロボットとの対話によるアイスブレイク
トリガーとアクションの基礎(例: 顔を触ったら挨拶、お腹を触ったら進む)
応用として「レストランの店員さんになろう」で挨拶から注文受付までを実装

成果
運用面
1台のKebbi Airを5~6名で共有しながら、複数のPCからスムーズに接続・プログラム送信が可能であることを確認。
1人1台を用意せずにグループ学習を進められ、機材点数の抑制と効率的な授業運営に手応えがあった。
教育的効果
画面上だけでなく目の前のロボットが指示通りに動く物理的フィードバックが強い成功体験を生み、自己効力感の向上やAIの実社会での活用イメージの具体化につながった。
丸文は、得られた知見をもとに教育機関やプログラミングスクールへの導入支援を本格化させ、子どもが先端技術に触れながら論理的思考・創造力・表現力を養う環境づくりを進める方針だ。
同社はNUWA Robotics Corp.との資本提携およびNUWA ロボティクスJAPANとの販売代理店契約に基づき、Kebbi Airと関連ツールを取り扱う。
Kebbi Airは会話、豊富なボディランゲージやダンス、カスタマイズ性の高いプログラミング機能を備え、ビジュアルプログラミングに加えてAI教育・英語教育にも対応している。

