ダブル技研株式会社は、ヒューマノイドロボットや多指ロボットハンド向けの超小型アクチュエータモジュール「D-Drive Module(DDM)」の販売を開始した。
世界的に開発競争が加速するヒューマノイドロボット・AIロボットの分野では、人の手に近い多自由度動作を実現するため、指内部に実装できる小型・軽量・高機能なアクチュエータが求められている。
DDMはその課題に応えるべく開発された製品だ。
モータ・減速機・ドライバをφ10mmに凝縮
DDMは、超小型スロットレスBLDCモータ、高精度遊星ギア減速機構、クローズドループ制御ドライバ、位置・速度・温度・電流のフィードバック機能をコンパクトに一体化したオールインワン型モジュールである。
主な仕様は以下の通りだ。
DDM-1017-R28-U | DDM-1117-R28-U | |
|---|---|---|
外形寸法 | φ10 × 17 mm | φ11 × 17 mm |
重量 | 約15 g | 約15 g |
減速比 | 28:1 | 28:1 |
最大電流 | 1.5 A | 1.5 A |
通信方式 | UART(対応) | UART(対応) |
今後対応予定通信 | RS485、CAN、I2C、SPI | RS485、CAN、I2C、SPI |

Motor-in-Finger構造への組み込みを前提に設計されており、指内部への実装を想定した設計が特徴だ。
開発中の「D-Hand 5MT」に実装済み
DDMは、同社が開発を進める多指ロボットハンド「D-Hand 5MT」に既に実装されている。
D-Hand 5MTは、各指内部にモータと減速機構を内蔵したMotor-in-Finger構造を採用し、人の手サイズで約400gという小型軽量化と、多指独立制御による高い操作性の両立を目指している。
今後はヒューマノイドロボットのほか、義手、ウェアラブル外骨格、研究開発用途への展開を進める。
技術面ではQuasi Direct Drive(準ダイレクトドライブ)やさらなる低バックラッシュ減速機構の開発にも取り組み、次世代ロボットハンド向けアクチュエータとして発展させていく方針だ。
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