FIFAワールドカップ2026ハーフタイムショーにヒョンデのヒューマノイド「Atlas」が登場

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ヒョンデ(Hyundai Motor Company)は2026年7月5日(現地時間)、傘下のボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)が開発したヒューマノイドロボット「Atlas」をFIFAワールドカップ2026の決勝トーナメント・ラウンド16で披露した。

ニューヨーク/ニュージャージー・スタジアムで行われたハーフタイムショーでの登場は、FIFAワールドカップの生放送・実試合環境にヒューマノイドロボットが統合された史上初の事例となる。

「Atlas」のパフォーマンス

ヒョンデはFIFAワールドカップの公式ロボティクスパートナーを務めており、今回のパフォーマンスはその活動の一環として実施された。「Atlas」は選手トンネルから登場すると、ハリー・ケイン選手、アーリング・ハーランド選手、マテウス・クーニャ選手、ソン・フンミン選手ら著名なサッカー選手のゴールセレブレーションを次々と再現した。

パフォーマンスを終えた「Atlas」は、その後試合球を審判に手渡し、後半開始の合図を担うという役割も果たしている。

この一連の動作を支えているのが、人間の動きをロボットの動作へと変換・適応する「リターゲティング技術」、数千回に及ぶシミュレーションを通じて「Atlas」を訓練する「強化学習」、そして全身の関節を協調させて動かす「ホールボディコントロール」という3つの要素技術だ。

ヒョンデのグローバル最高マーケティング責任者であるソンウォン・ジー氏は、今回の取り組みが同社のグローバルキャンペーン「Next Starts Now」の一環であることを強調している。

ボストン・ダイナミクスのアルベルト・ロドリゲス氏は、体操やダンス、パルクールなど人間の多様な運動能力からインスピレーションを得て「Atlas」を開発してきたとした上で、今回はその対象をサッカーへと広げた点を説明した。

まとめ

今回のデモは、2026年のCESで初披露された「Atlas」の量産モデルが持つ実世界での動作能力を、一般に向けて初めて公開する機会という位置づけでもある。

これまで研究環境や発表会場での披露が中心だったヒューマノイドロボットが、数万人の観客が見守るスタジアムという不確実性の高い環境で実動作を披露した意義は大きいと言えるだろう。


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