東京大学大学院工学系研究科の松尾・岩澤研究室(松尾研)は、2014年から提供するAI講座の累計受講者数が2026年7月時点で15万人を突破したと発表した。
「知能を創る」をビジョンに掲げる松尾研は、AIの基礎研究を通じて得られた知見をもとに年間30講座以上を開講しており、中学生から大学院生まで幅広い学生が受講。2025年度は年間7万人が受講し、2026年度は年間20万人の受講を目指している。
無料・オンラインで学べるAI教育を提供
経済産業省の試算によると、2040年までに326万人のデジタル人材が不足するとされている。松尾研が提供する講座は、中高生を含むすべての学生が無料かつオンラインで受講でき、場所や経済事情による制約を受けずに学びの機会を得られる点が特徴だ。
特に人気の高いAI入門講座「グローバル消費インテリジェンス講座(GCI)」は、受講生から「起業や就職で非常に役立った」との声が多く寄せられ、口コミや紹介によって年々受講生数が拡大している。東京大学では2025年10月からGCIが正規講義として認定され、単位科目としての取得も可能になった。さらに「GCI World」として海外の学生向けにも英語でプログラムを展開しており、4月開講の講座には世界中から2万5000人以上が参加した。
企業との共同研究やインターンでビジネス実践の機会も
松尾研では、企業との共同研究や関連スタートアップでのインターンシップの機会も提供し、講座で学んだ知識を実際のビジネスの現場で活用できるようにしている。体系的な知識の習得と実践を組み合わせることで、即戦力となるデジタル人材の育成を目指す取り組みだ。
フィジカルAIなど新分野の講座も拡充
松尾研はこれまでデータサイエンスやディープラーニングの基礎講座を提供してきたが、生成AIの基盤技術である大規模言語モデル(LLM)、AIのビジネス活用を学ぶ「AI経営」、AIエンジニアとして実務で使えるスキルを習得する「AIエンジニアリング」に加え、近年注目を集めるロボティクス分野「フィジカルAI」など、時代のニーズに応じた講座を拡充している。
ロボスタオンラインセミナー情報
ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波
ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタート。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)、ジュニアなどへ分野を拡大しています。
セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長の岡田教授をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。
「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略
ロボット議員連盟会長であり、自民党経済産業部会のロボティクス戦略プロジェクトチーム座長も務める山際大志郎衆議院議員をお招きして、オンライン対談「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略 を開催します。

2026年、日本政府はAIロボティクスを新たな成長分野として位置付け、「AIロボティクス戦略」を策定しました。この戦略の策定を政治の側から後押ししたのがロボット議員連盟であり、2026年6月には新たな提言をまとめ、官房長官へ手交しています。
ロボット議員連盟が提言に込めた狙い、政府が「AIロボティクス戦略」を策定した背景、米国・中国との競争をどう捉えているのか、日本の強みはどこにあるのかについて詳しく聞きます。
また、産業界、スタートアップ、研究機関は今後どのような役割を担うべきなのか。ロボット産業に携わる人が知っておきたい、日本のAIロボティクス戦略の全体像と、社会実装に向けた具体策に迫ります。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。
急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く
ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。
世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。