ロボットハンドの開発に取り組む株式会社Thinkerは、2026年11月12日(木)11時から12時まで、無料のオンラインセミナー「フィジカルAIの現在地と社会実装への課題 ~最先端ロボットデモから見えてくる共通課題とハンド技術の重要性~」を開催する。登壇するのは、同社Co-Founderで大阪大学大学院基礎工学研究科 招聘准教授の小山佳祐氏だ。
デモと実運用のあいだにある「実装の壁」
近年は、マルチモーダルな基盤モデル(VLA/VLM)や強化学習、世界モデルなどの進展を背景に、実世界の物理タスクをこなすフィジカルAIへの期待が世界中で高まっている。SNSや学会では先進的なロボットのデモが日々公開されている一方、産業現場や実環境での自動化・社会実装には、いまも高いハードルが残る。
Thinkerは、その背景にある疑問として次の2点を挙げている。
人間にとって当たり前の器用な作業が、なぜロボットにはまだ難しいのか
デモ動画で動いている技術は、どこまで現場に適用できるのか
今回のセミナーは、こうした問いに対して、フィジカルAIの客観的な現在地を整理する場と位置づけられている。
3つの観点から課題を分析
セミナーでは、最先端のロボットデモを技術的な視点で読み解きながら、社会実装に向けた課題を次の3つの観点から多角的に分析する。
自律性
シミュレーション
ハードウェア
さらに、ロボットハンドが果たす役割にも着目する。Thinkerの研究開発アプローチを紹介しつつ、AIと手先のハードウェアが融合することで、ロボットの把持・ハンドリング動作がどのように進化するのか、物理世界で対応できるタスクの幅がどう広がるのかを考察するという。
センシングと機構設計を含むロボットハンド技術とAIの融合による自動化の可能性について解説されるセミナーとなる。
登壇者と開催概要
登壇する小山佳祐氏は、2017年から東京大学大学院情報理工学系研究科の特任助教を務め、2019年10月から大阪大学大学院基礎工学研究科の助教、2025年10月から同研究科の招聘准教授を務めている。Thinkerではその研究知見をもとに、ロボットハンドの開発に携わる。
タイトル | フィジカルAIの現在地と社会実装への課題 ~最先端ロボットデモから見えてくる共通課題とハンド技術の重要性~ |
|---|---|
日時 | 2026年11月12日(木)11:00~12:00 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
形式 | オンライン配信(Zoom) |
登壇者 | 小山佳祐氏(Thinker Co-Founder/大阪大学大学院基礎工学研究科 招聘准教授) |
ロボスタオンラインセミナー情報
■自民党ロボット議連・山田太郎事務局長が語る『日本のフィジカルAI開発戦略』
日本はフィジカルAIでどう勝つのか。ロボット基盤モデル、VLA、実世界データなどの技術動向から、国家戦略の実行ロードマップまで。技術と政策の両面から読み解く85分間。
ロボスタでは、米PTCでの勤務や製造業向け企業の経営経験を持ち、現在はロボット議員連盟の事務局長としてAIロボティクス政策を推進する参議院議員・山田太郎氏をお招きして、オンラインセミナー「日本はフィジカルAIでどう勝つのか ~ロボット議連・山田太郎事務局長が語る「AIロボティクス戦略」実行フェーズ~」を11月13日(金)に開催します。

日本が強みを持つ産業用ロボットや製造業、部品・制御技術を、ロボット基盤モデルの開発や実世界データの収集・活用にどう結びつけ、国際競争力を高めていくのか。
政府が掲げる「AIロボティクス戦略」、経済産業省の「GENIAC」、国産マルチモーダル基盤モデル開発プロジェクト「FRONTia」などについても掘り下げます。
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■Honda「P2」「ASIMO」の開発者、竹中氏が登壇
日本では約30年前から、人と共存するヒューマノイドの研究開発が進められてきました。その象徴的な存在が、Hondaの「P2」と「ASIMO」です。2026年4月には、その歴史的な技術的功績が評価され、「P2」が「IEEEマイルストーン」に認定されました。
ロボスタでは、Honda「P2」「ASIMO」の開発を中核で担った竹中透氏をお招きし、オンラインセミナー「Honda「P2」「ASIMO」が残した軌跡 開発者・竹中透氏が語るヒューマノイドの原点とフィジカルAI時代の未来」を2026年11月25日(水)に開催します。

当時のヒューマノイド開発の舞台裏と、そこから生まれた技術や開発思想、試行錯誤やブレークスルーについてお話しいただきます。
また、フィジカルAIによってヒューマノイドが再び世界的な注目を集める中、今後の技術進化や未来展望についても議論します。
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■フィジカルAIネイティブ「国産セミヒューマノイド」の全貌
ロボスタ・オンラインセミナーとして、警備・点検などの業務用ロボットを社会実装し、国産セミヒューマノイド「ugo Nova」の開発を進めるugo株式会社の松井健CEOをお招きして「国産セミヒューマノイド「ugo Nova」の全貌 松井CEOが語るフィジカルAI開発戦略と社会実装の最新動向」を、2026年12月15日(火)に開催します。

セミナーでは、ugoの松井健CEOを再びお招きし、「ugo Nova」の開発背景や従来機からの進化・強化ポイント、ロボット基盤モデルの仕組みと開発戦略などについて、具体的に解説していただきます。
また、AIロボット協会(AIRoA)が実施する「国産汎用ロボット開発コンペティション」での改良機開発フェーズへの進出をはじめ、共同プロジェクトの最新動向についても伺います。
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