ロボット向け3Dステレオビジョンカメラを「ROBOTWORLD 2026」で披露予定 台湾のビジョンAI企業oToBrite

ロボット向け3Dステレオビジョンカメラを「ROBOTWORLD 2026」で披露予定 台湾のビジョンAI企業oToBrite

台湾のビジョンAI企業oToBrite Electronicsは2026年10月28日、韓国で開催される「ROBOTWORLD 2026」で、ロボット向けの3Dステレオビジョンカメラモジュールなどを披露すると発表した。

あわせてYUANと共同で、GMSL2カメラとNVIDIA Holoscan Sensor Bridge(HSB)を接続するデモも行う。ヒューマノイドロボットや四足歩行ロボット、無人車両の視覚まわりの需要に応える構成だ。

indieと共同開発したIP69K対応の3Dステレオビジョンカメラ

展示の中心は、半導体メーカーのindieと共同開発した小型の3Dステレオビジョンカメラモジュールである。防塵防水規格のIP69Kに対応し、3メガピクセルのグローバルシャッターで左右のカメラを1マイクロ秒未満のハードウェアレベルで同期させる。画質調整機能も内蔵し、同社のSDK「oToVision」と組み合わせて高精度な深度認識を実現するという。

モジュールにはindieの画像信号プロセッサー「iND880」を採用した。左右の露光を高い精度でそろえ、屋外のように環境が変化する場面でも安定した画質を保ち、奥行きを確実に把握できるとしている。

基線長は60mmと120mmの2種類を用意する。60mm版はヒューマノイドロボットやロボットアームを想定し、120mm版は最大20mの距離で精密な深度認識ができるため、屋外の自律ロボットや無人車両に向く。

GMSL2カメラやリピーターも展示

このほか、1~8メガピクセルの車載グレードのGMSL2カメラモジュール、NVIDIA Jetson開発キット、GMSL2リピーターも展示する。開発キットはGMSL2カメラの接続と画像取得を可能にし、ロボット開発を後押しする位置づけだ。

GMSL2リピーターは、高速な画像伝送の距離を30m超まで延ばせる。低遅延でIP69Kの保護性能も備え、過酷な屋外環境での利用を想定している。

YUANとNVIDIA Jetson Thor搭載プラットフォームで連携デモ

共同デモでは、oToBriteのGMSL2カメラモジュールを、YUANのAIコンピューティングプラットフォームにつなぐ。このプラットフォームはNVIDIA Jetson Thorを搭載する。GMSL2インターフェースをHSBへ変換する仕組みで、GMSL2の高速・低遅延な伝送とHSBの超低遅延なデータストリーミングを組み合わせる。

これによりセンサーフュージョンとデータ伝送を簡素化しつつ、高解像度の撮像とリアルタイムの視覚認識に対応できるという。

出展概要

  • イベント名:ROBOTWORLD 2026

  • 会期:2026年11月4日~7日

  • 会場:韓国・KINTEX 5ホール

  • ブース:I30

同社は、自律型ロボットの用途が広がるなか、パートナー企業と連携して視覚認識技術を高め、ロボットや無人車両向けの包括的なビジョンソリューションを提供していくとしている。


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