ROKAE Robotics(HKEX: 3752)は2026年10月26日(現地時間)、ヒューマノイド向け力制御アームの累計出荷台数が1万台に到達したと発表した。同社はフィジカルAI向けロボットハードウェアの商用展開における節目としている。
1万台目の製品は、2026年9月に中国・山東省にあるROKAEの製造拠点の生産ラインから出荷された。この台数はヒューマノイド向け力制御アームの製品ラインだけを数えたもので、40以上の国と地域に導入されている同社の産業用ロボットや協働ロボットは含まれていない。
同社によると、80社を超える産業パートナーがこのアームを生産用途に組み込んでいる。
シェフラーの工場で車輪型ヒューマノイドが稼働
導入事例として挙げられたのが、中国・太倉にあるシェフラーのライトハウス工場だ。
ここでは、ROKAEの車輪型ヒューマノイドロボット「Helios」5台が、ヒューマノイドロボット部品の組立ラインに配置されている。各機にはARシリーズの力制御アームが搭載され、部品の搬送、組立、検査といった作業を担う。同社は、力制御ロボットが実際の生産現場で使われている例だとしている。
全関節で力制御を行うARシリーズ
ARシリーズのヒューマノイド向けアームは、すべての関節で力制御を行う。これにより、物体や周囲の環境に対して精密かつ素早く反応する接触動作が可能になるという。ROKAEは10年以上にわたって蓄積してきた力制御技術が土台にあるとしている。
制御には小型コントローラー「MAC」を使う。サイズは213×145.5×45mmで、構成に応じて、片腕の7関節、両腕の14関節、あるいはヒューマノイド全身の20以上の関節を制御できる。
製品群は「Helios」のほかに、力制御一体型の関節モジュール「HSAシリーズ」、フィジカルAI向けの制御システム「iNex」などがある。
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